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読書メモ『戦略の要諦』と実践?

次の本を買った。
まだ、流し読みしかできていないのだが、読んでみて思ったことを書く。
このため、本文中で断定していても、全部語尾には「と書いてあったように記憶している」と()をつけてください。
戦略論で有名なルメルトの本である。

この本での戦略とはなにか?

戦略というと、壮大で高尚な目的があり、それを達成するための鮮やかな戦術が存在するという印象がある。

しかし、本書での戦略は、実際に存在する課題を克服するためのものであると記されている。
また、戦略は、困難ではあるが実現可能なものでなくてはならない。

意味のない戦略

例えば、わたしが「Noteのフォロワー数を1000人したい」という戦略を立てた場合、これは数値目標であって本書でいうところの戦略ではない。

「1000人を達成するために、毎週記事を書く」となると、具体性が出てくるが、これも本書でいうところの戦略としては失格になる。
理由は、記事を書くことでフォロワーが増える関係性がまだはっきりしていないこと、そもそも私のNoteアカウントが抱えている課題が1000人のフォロワーを達成することなのかが分からないからである。

本書において、戦略は現状分析から見える課題から発生するものである。そして、課題がはっきりするまでは、解決策=どうするかは安易に決めてはならないものとされている。

課題を見つけることが先

私のNoteの課題の芯を捉える前に、ぼんやり問題だなと思っていること/自分のアカウントに関しての認識を記載する。

  • そもそもNoteで記載を続けていくモチベーションが無い。

  • 理由は、ネタ切れである/文章を書くのがしんどい/Noteの運営会社への信頼度が(これ以上はぼかす)/お金にならない/記事を書いてもフォロワーが伸びるか分からない/刺さる記事が分からない

上記から、記事を書いてもメリットが無いので書かない。具体的にはお金にならないので書かないことが理由になる。

そもそもモチベがないので、解決すべき課題なのか?ということもあるが、一旦、なんとかしたいことにする。

つまるところ、書いてもお金にならないことが個人的な課題である。

課題から目標を立てる

さて、課題がお金にならないということになると、収益が確保できる方策が実現できれば課題は解決することになる。

先ほど、私は「フォロワー1000人を達成するために、毎週記事を書く」という戦略というか戦術を書いた。
しかし、この戦略は上記の私の課題を解決するのに全く役に立たないことが分かる。

さて、ここで、私の本業以外の収益元を挙げてみると、過去5年にさかのぼるとNoteのみ、過去3年になるとツイキャスのみ、過去1年になるとAmazonアソシエイトのみとなる。

どうも、Noteそのものは私の課題(=お金欲しい)を解決しないらしい。しかし、どこに専念すればいいのかは判明した。Amazonアソシエイトである。Noteというツールに囚われる必要性はここで消えたことになる。

課題を実現するための分析

次に、どうすればAmazonアソシエイトで収益を上げられるかを考える。
過去の内容を振り返ると、本の紹介、節水シャワーの紹介であった。

アソシエイトのリンク元は、Twitter(X)とNoteの両方がある。

Note経由のAmazonアソシエイトで稼げたときは、Noteのフォロワー数が右肩上がりでインプレッションを稼ぎやすい時期にあった。いまは停滞しているので、Noteのインプレッションには期待できない。

Twitterのときは、Twitterでも紹介されていた本や筆者そのもののPRの引用ツイートを駆使してインプレッションにただ乗りしやすい状況であった。

粗い分析と多分な推測が入るが、どうも2000円程度までの商品をインプレッションが稼げる箇所で紹介するのがよいようである。
(実際に、事業戦略を決める際はもっと課題分析と強みの分析が必要)

戦略Version2

上記の結果、戦略を書き換えることとする。
「有名になっているツイート(ポスト)を引用しつつ、それに関する商品をAmazonアソシエイトで紹介する。」
「商材は、私の現在の興味関心や文章の癖から、本が最も紹介しやすい」

このように書くと、実の色気や夢のない戦略である。
ただ、いまの私の課題「お金欲しい」をかなえるためには、具体的で実効性のある方法である。

組織レベルの話

ここまでは個人レベルの戦略立てを書いたが、組織での戦略となると別の注意項目もある。

まずは、投入できる時間・お金・人員のリソースには限りがある。そのため、設定する課題は、それをクリアできないと会社が将来的には倒産するほどに重要度が高いものを設定する必要がある。

また、本書においては、戦略は移り変わってもよいものである。
これは遠い将来は予測できないというのが1つの理由である。
面接などで聞かれる「5年後のキャリアプランはなんですか?」で答えた内容と実際に5年後にやっている仕事は異なっているように、未来は予測できない。

しかし、1年程度先の未来であれば予測が可能である。このため戦略は1-2年程度のスパンで考えて、その時の事業課題に応じて変えていけばよい。ただし、一度決定したら1年間程度はそれに強くコミットする必要性はある。

また、戦略を作る人間は、権限を持っていることも必要である。いかにうまい戦略が作れたとしてもそれを実行できなければ意味はなく、組織内で足を引っ張られれば実現できないからである。社内政治・根回しというのは極めて重要である。

最後に

戦略とは、非常に現実的なものであり、かっこいいものではない。
日々の言動を観察して、なぜ無理なのか? なぜやりたくないのか? なぜそれを続けなければならないのか? の自分にとっても答えをごまかしたくなることへも向き合わないといけない、しんどいものであるというのが戦略なのだと感じた。

(なんでこの記事書いたかですが、↓の本を買ってほしいのと、このあとツイートするときに↑の文章をまとめるときに使うからです。)

(あとサポートしてもろても。。)

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