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ファッション×統計2 洋服を選ぶ時の基準を年別に出してみた

調査項目

「19SSトレンド総まとめ!」的な記事を最近見かけなくなって悲しくなったので、最近の洋服を取り巻く環境の傾向をみてみようと思う。

調査方法

グーグルトレンドで、それぞれの検索キーワードの過去5年間の人気度の動向の推移を見比べる

調査結果

トレンドを追う傾向は15年秋冬をピークに減少。

同じように15年秋冬以降で減少しているのは、ダサいファッションの検索。14年に流行った「空気読めない」の雰囲気が薄れていることも大きそうだ。

着こなしも15年秋冬の実需期がピークで、トレンドアイテムをなんとか攻略するという気持ちはなくなりつつあるように思われる。

逆に、15年秋冬から伸びているのは、着回し。ここから限られたアイテムをいかに活用するかにシフトしたようだ。しかし、17年には減少。

17年にピークを迎えたのはミニマルな生活。着回しでは毎日違うコーデをしないといけないが、ついに毎日同じ服への抵抗がなくなったのだろうか。
しかし、18年ごろから減少の傾向が見えている。

18年に興味が維持されているのは、骨格診断やパーソナルカラーなど似合う服への関心である。

別の観点では、購入・コーデに手軽さを求める需要は高まっているようで、少ない金額で買い足しができるファストファッションはずっと上昇中だ。

コーデがそれで完成するセットアップ・ワンピースは18年も伸びている。

結論

ダサいどうか、みんなが持っているかどうかの他者評価から、自分に似合うかの自己評価での服選びになっている。
14年から18年を年ごとに一言で表してみた。

14年:ダサくないファッションをしたい
15年:トレンドに乗ったファッションをしたい
16年:着回しできるのがおしゃれ
17年:服はシンプルでいい
18年:楽で似合う服がいい


お金を稼ぐということが大変だということを最近実感しています。サポートいただけると幸いです。