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ガッツリネタバレ「兎、波を走る」

NODA・MAP 第26回公演「兎、波を走る」大阪公演
8月10日新歌舞伎座にて見て参りました。

オバさんですから、もうメチャ涙腺弱いんですわ。
テレビドラマ見ててもすぐ泣く。映画のあらすじだけで泣く。

以下、私が泣いたポイントです。
舞台を見た人は「身も蓋もない感想書きやがって」と思われるかもしれません。
単純な人間なんです、すいません。


迷子になった娘のアリスを探しているアリスのお母さん。逃げる白兎。白兎を追いかけるうち、アリスのお母さんはアリスがどこに消えたのかを悟る。
チラチラと逃げる白兎が見える人と見えない人がいる。アリスはラチされた。
どこに?
38度線の向こう。

横田めぐみさんとお母さんの話やん。

あの日、いつものように「いってらっしゃい」と言ってやっただろうか?
バトミントン部の友だちと手を振って別れてそのまま行方不明になった娘。
もう40億年も探し続けているような気がする。
そしてアリスもまた、自分の娘と引き離されて娘を探している。

ラストシーン、お母さーんお母さーんと呼ぶアリスを見つけてようやく抱きしめたと思ったけれどそれは幻だったのでした。

NODA・MAPで高橋一生が主演した前作「フェイクスピア」も泣いたんですが。
あちらは日航機の御巣鷹墜落事故がモチーフになってました。
あちらは死に別れた父と息子の話だったけれど。

アリスとお母さんは、まだ間に合うかもしれない、どうかどうか会えますように。
アリスも自分の娘と会えますように。

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