見出し画像

だってまだ24歳。深夜1時にラーメン食べたっていい。

世の中には

もっと勉強しておけば良かった、

もっと遊んでおけば良かった、

など大人たちの後悔の言葉が溢れているように思います。

長い地球の歴史が繰り返される中で、

どうして人間たちは、こんな小さな学習ができないの?

先人の教えという名の伏線を、いつまで回収できないの?

と、幼いわたしは思っていました。


そんなわたしももう24歳、その後悔に共感することが増えてしまいました。

つい先日も

もっと英語の勉強を頑張っておけば、転職の幅が広がったのに、

訳の分からない資格でも取って、ネタと実力を蓄えておけば良かった、

なんてことを思ったばかりです。とっても情けない。


しかし、そう思っても、これを後悔だとは思いません。

もう戻れないし、過ぎた時間は仕方ないのです。


だから最近は、「だってわたし、まだ24歳だから」の精神で生きています。

後悔する暇があれば、始めてみればいい。

まだ取り戻せる、遅くない、そんな気がします。


そう思って、今年の5月には訳の分からない資格を取りました。

・・正確に言うとメリットは少し考えたので、仕事に少しは活かせそう。

この資格は仕事の役に立つのか、何割受かるのか、必要勉強時間は?

そんなことを検索するだけで1ヶ月過ぎそうなので、諦めてテキスト購入。

おさらばしたはずの数字と計算問題にはしかめっ面をしつつ、

久々にノートを開きペンを持ち、付箋なんかも本に貼ったりして。

「学ぶって楽しいんだ」と、10代の自分にはなかった意欲がわきました。

まだ頭は柔らかいから覚えも早いはず。だってわたし、まだ24歳だから。


ダンスも習い始めました。

頭で分かっているのにおかしな動きをする鏡越しの自分を見ると笑えるし、

大人なのに、という複雑な気持ちも一瞬芽生えました。

そして、日本中のアイドルたちへの尊敬の意が沸いてきました。

わたしもすぐ踊って可愛い顔できそう、なんて侮ったことを反省します。

コロナ渦の暇な時間にわくわくを与えてくれるダンスには感謝ばかりです。

体験に行く前は、ダンス経験がない、運動神経が悪い、ということより

「年下ばかりだったら恥ずかしい」という気持ちが一番でした。

でも扉を叩けば関係なかった。誰でもみんな、初めてから始まるんだった。

違和感ダンスばかりの初心者クラスは、わたしを温かく迎えてくれました。

「1日無料体験」というワードを、もっと使い倒しておけば良かった。

恥じずに、ばかなフリして教えてもらえ。だってわたし、まだ24歳だから。


今の彼氏と別れたって、痛くもかゆくもない。次の人に出会えばいい。

転職してみたいなら、ここと思うところを見つけてしてみたらいい。

オールナイトニッポンを聞きながら酒が飲みたくなったら飲めばいい。

ラーメンが食べたくなったら食べればいい。

そう。だってわたし、まだ24歳だから。


大好きなバンドに出会ったのは中学2年生の14歳。

当時Wikipediaでボーカルの年齢を調べて、28歳だと知ったとき

「え、意外と年いってんな」

と思ったときのことを鮮明に覚えています。今では28歳が自分の目の前。

嵐の大野くんの年齢を知ったときも、そんなことを思った気がします。

でも今は、28歳も34歳も41歳も若いと思う。

テレビの経済番組も「30代の若き起業家、40代の若き社長」って言ってる。

意外と自分が思っているより、自分は若いのかも。と思わなきゃ。

これは、本当に若い10代のときには思えなかった感覚です。


ああ人生の先輩方、近ごろはみなさんが撒いた伏線収集に忙しい日々です。

これは進撃の巨人並みに、至る所に見事な伏線がばらまかれています。

みなさんが言っていることは間違いではなかったらしい。

わたしはもう先回りは諦めて、

伏線を見つけたら見つけたで、のびのびと生きていくことにしました。

ちなみに最近、「早生まれで良かった」という恩恵にも気付きました。


学生諸君、こんな話はよく聞くだろう。何かで読んだこともあるだろう。

でも必ず、いつかそれが分かる日が本当に来るらしい。

という言葉も、いつかのわたしがどこかで聞いたものです。



あーあわたし、乃木坂のオーディション受けておけば良かったな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?