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奇跡の日々に

37w0d。妊娠してから259日。予定日まで21日。
正期産に突入した。

キラキラした毎日ではないけれど、自分の内側に宿るこの生命力と妊娠を維持できている奇跡は何とも言い難い。本当に奇跡の40週間なのだなと体感している。

助産師をやっていた時から妊娠や出産は奇跡の連続だと仕事柄わかっていたものの、とてもチープな感情だったと思える。

成長していくにつれ毎朝起きるたびに、へちまが生きているか朝1番に話しかけて胎動があるか確認することから一日が始まる。毎日、この命が途切れることなく心臓を拍動させ、生きていてくれているそれだけでこんなにありがたいことはないんだなと思う。当たり前に動いてくれる、それがどれだけ奇跡的なことか、出産してからも、それは続くのだろう。

低置胎盤だったので火曜日にMRIをとり、今日はその説明を受けた。先週の経膣エコーより胎盤の位置が子宮口から2センチ以上離れ、診断としては経膣分娩が可能と判断された。ということは、陣痛あるいは破水による分娩が可能ということになった。念のため自己血も採血したので出血が多くても多少の安心感はあるが、何事もないのが1番。だがお産は最後の最後まで、なにがあるかわからない。

助産師であったので陣痛というものがどの程度大変なのか知っておきたかった、というのもあるがいざ経膣可能となると怖いものだ。しかし、どんなドラマがあるのか恐怖と裏腹に少しの冒険心もありたのしみでもある。