”はたらかない”を経験する


去年の11月に、休職をした。仕事と家庭のストレスがじわじわと自分を蝕んできて、気づいたら自分の限界を超えていた。12月末、正式に退職した。


そこから、正直言うと、すぐに転職できるだろうと思ってた。コロナはまだおさまらないだろうし、(年末の時点で、2021年もきっと海外旅行は無理だろうと予測してた、ワクチンがあったとしても)求人が減っているとはいえ、すぐに決まるだろうと。


結果、ようやく次の仕事が決まった。決まったというより、もう此処で頑張ろうと覚悟を決めた。いくつか内定はいただいていたけど、自分の直感がココダケハヤメロと言ってたので断ってた。次の仕事は10月から。念願の東京での一人暮らしも同時に決定した。結局、販売/接客業から離れられなかったけど、面接をたくさんしてきた中で、自分って接客業が向いてるなって思ったりもしたし、仕事を人生の大きな柱に設定しなかったら接客業も悪くないなって思えた。仕事で成功するとか、キャリアアップして年収をどんどんあげていく!みたいな目標もないから、内定先から提示された条件に不満点が特に見当たらなかった。(母からは反対されたけど:D)


約1年間、途中で短期の派遣もしたけど、無職という経験をした。高3からバイトを始めて、年末年始GW盆休み全てをバイトと仕事に使ってきたから、久しぶりに大型連休を身内とゆっくり過ごせた。


この無職の1年間が無駄だったかと聞かれたら、絶対に無駄ではなかったと言える。税金の高さにびっくりして、どうか有意義な使い方をしてくださいと心底思えたり笑、Netflixに登録してハイキューに出会ったり、ハイキューを通して創作の面白さに再び触れたり、英語の勉強を始めたり、初めてオリンピックというものを見たり、オリンピックを見たおかげで次の五輪にいきたくなったり、そのおかげでフランス語とポルトガル語を勉強したり、本をたくさん読んだり、いとこのお姉さんたちと昔のように毎週のように会うことができたり(これが本当に本当に嬉しい)、何より自分自身と向き合うことができたり・・・。

「あーーーーっ、たのしかった!」

って、心のそこから言える1年だった。

転職活動はしんどかった。前の仕事を頑張ってきた、同期に比べても多くの業務を任されて数字としても結果を残してきた、だけどそれをうまく伝えられない、自分を売り込めない、なにがしたいのかわからない、面接が連続して入って疲れ果てて、不採用メールの数はきっと3桁。しんどかった。もっと要領よくできれば、もっと自分に自信を持って面接に挑めたら、、、いろんなことを思って、泣いて、悔しくなって、けど、その経験もいつかの自分のためになるんだと思う。


仕事も住む場所も休日に向かう場所も休日に会う友人も、全てが新しくなる。

環境が変わることに弱いから、不安もある。

だけどその分楽しみで仕方ない。

自分だけの居場所が作れることも、新しい人間関係も、新しい職場も、楽しみ。

働かないのは1年が限界だった笑 働きたくてうずうずしてる。


環境が落ち着いたら挑戦してみたいこともある。

不安があって当たり前、だけど不安は怖いものじゃないことは知ってる。

自分の限界値を上げるようにしてきた。


何事も、”無理じゃなくて難しい”

それを体現する生き方を、していきたい。


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