春が嫌いなわたしと、RADWIMPS「正解」

 こんにちは!晴です。卒業シーズンですね。卒業生のみなさん、おめでとうございます!
 最初のnoteでもちょっと触れたけれど、今回はわたしの嫌いな季節の話。春です。ちょっと暗い内容になるかもしれない!悪しからず!

 春が嫌い!といっても、全部が全部嫌いというわけではありません。あったかくなってきてハッピ〜だし、桜きれいだし、お天気の日が増えてくるし。

 でも、年度末、年度始まりはどうしても毎年病んでしまう。なんでかって、ようやく慣れてきたことが終わってしまって、新しいことが次々にやってくるからだと思う!
 コミュニケーションの授業をとったときに、わたしは「不確実性回避能力が高い」だのなんだの学びました。要は、新しいことから逃げたいという性質があるらしい。的を射てるわ〜と思った!(その授業をとってたのが去年の春だったから、なおさらしんどかったなあ!笑)

 それからわたしは、卒業にもあんまりいい思い出がないのです。高校2年生のときは、ちょうど精神的に色々抱えてて、卒業式には出られなかったし、高校3年生のときは、両親に泣きながら「行きたくない」と頼み込んで、仮病を使って休みました。これは、仲の良い友達にも、まだ打ち明けていません。(もしかしたら察してくれた子がいるかもしれないけど…)

 RADWIMPSの「正解」という曲をご存知ですか。2018年のNHKの番組で歌われた卒業ソング。今年、卒業式がなくなってしまった学校のために、彼らは緊急特番で、みんなの卒業式を作り、この歌を歌うんだそう。

 わたしはRADWIMPSが好きで、この曲もすごく良い歌詞で、大好きなんだけど、なぜか、ちゃんとまっすぐな気持ちで最後まで聞けたことがありません。

あぁ 答えがある問いばかりを 
教わってきたよ そのせいだろうか
僕たちが知りたかったのは
いつも正解など大人も知らない

 青春が眩しい。ずっと目を伏せていたことを、突きつけられているような感覚。この曲だけじゃない、わたしは卒業ソングがいつからか苦手でした。

 変わってしまうことが怖い。新しいものは怖い。

 春は、否応なく、わたしから慣れ親しんだものを奪っていく。そして、わたしに新しくて、あたたかい風を運んでくる。それが怖いのです。

 本当はわたし、春が好きなんです。卒業という節目を迎えて、別れを告げた仲間を思いながら、あたたかくて、新しくて、透き通った風が吹いて、みんなが、よし頑張ろうと思っているような、あの雰囲気が好きです。通学路に咲いた桜は、わたしの背中を毎日押してくれていました。

 それでも、わたしは春をどうしても憎んでしまう。もちろん、新しい出会いが嫌いなわけではありません。新しいものに、少なからずわくわくする気持ちはわたしにだってある。だけど、それ以上に不安に押し潰されてしまうのです。誰かにわかってほしいなあ…

 もうすぐ、また、わたしの嫌いな季節がやってくる。大嫌いな春。でも同時に、少し好きな春がやってきます。終わりは怖い。始まりは怖い。そう思いながら、ようやく19年生きました。ああそういえばそんなことを思っていたときもあったなあと、笑い飛ばせるような日がいつか来るのかもしれない。いつか、春が大好きだと言える日が来るのかも。そんなことを思いながら、「正解」を聴いています。

制限時間は あなたのこれからの人生
解答用紙は あなたのこれからの人生
答え合わせの 時に私はもういない
だから 採点基準は あなたのこれからの人生
「よーい、はじめ」

 わたしのこれからの人生で、わたしなりの正解が導き出せますように。

https://m.youtube.com/watch?v=xKjFYKWCDas

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