ちぐはぐな僕とエヴァンゲリオン
ネタバレを含むし好き勝手書くつもりなので、嫌ならここでかえっていただきたい。
ということでまあ、シン・エヴァ見たわけですけど一言で感想をいうと。
噛み合わんなあ。でした。
完全にこれは俺のせいだと思うんだけど、映画の中でみんな救われるんですよ、まだ救済されてないやつはこれからそれが予感させる描写もあるし。なんだったら死ぬやつも自分のしたいことを成し遂げてから勝手に幸せに死ぬ。
キャラに共感みたいなものを持ってたら感動しそうなもんですけどまあ俺がみたかったのは庵野爆発で、まあ最初の10分はやっぱりすごかったでもぶっちゃげるとそこが一番映像演出とかカメラワークで盛り上がるところじゃん、しかも全部公開してるじゃねえかよw
そうなってくるといよいよ大画面で何を俺は見に行ったんだってなるんですが、他人の卒業式に保護者でもねえのに参列してる気分になってきて、最後の方のローポリとかあの特撮リスペクトのバトルとかあのへんの庵野のエゴがもうかなり置いてけぼりよ。
ストーリーラインに関しては俺の嫌いなみんなハッピーな映画でそんなもんをエヴァでまさか見せられるとは思ってなかったわけで。
これは完全に庵野の下手くそな歌声で熱唱されるhelpなわけ、いろんな事があって助けられた庵野が色んなジャンルからいろんな感謝を映像でメタって返していくヒューマンドラマがみたけりゃエヴァ見に行かねえの俺は。
映像の話に戻るけど最後の方の見せ場ってアスカが白装束になったあとに寄り道があるっていって反転してからだ翻すころだからな、いやそれもなんか予告で見たし見せ場これかよっていう。アスカの尻かよって、いやアスカも尻も好きだけど違うだろ。
敵が無数にいるってことはやっぱり必然的に引きの絵になるし寄れば塊に見えるしダイナミックさはなくなっちまうよなあ。せめて特撮リスペクトじゃなく13号機がまともに戦ってくれたら俺も納得はしたと思う。
総評
ストーリー:野暮
映像美:すごいが予告で全部みてた
音楽:宇多田ヒカルはやっぱりすごい
庵野の学校に入学していたら卒業式で感動すると思う、俺退学してたのに卒業式に行っちまったみたいだわ。お互いに昔好きだったよって言われて、嬉しかったよありがとうってなったアスカとシンジのようにすれ違ったそんな映画。人生のタイミングが悪かった。
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