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新米スクラムマスターが行ったAction
はじめに
スクラムとは、アジャイル開発手法の1つです。ユーザーに価値のあるプロダクトを生み出すために透明性・検査・適応を繰り返していくフレームワークです。
スクラムはKen SchwabeとJeff Sutherlandにより1990年ごろに生み出されました。
スクラムの改良に伴って更新されていますが、スクラム開発におけるチームメンバーの役割、イベント、作成物などのルールは「スクラムガイド」で定義されています。
2022年4月現在でのリンクですので、更新されていたら検索してみてください。
スクラムマスターはスクラムを実践する上でのスクラムチームの一員で、スクラムガイドで定義されたスクラムを確⽴させることの結果に責任をもつ役割をになっています。
そんな役割になってはや1ヶ月。
所属するチーム
プロダクトオーナー(PO)
スクラムマスター(SM) ← 私
スクラムマスターコーチ(コーチ)
開発者6名
POがSMを兼任していたので、スプリント15くらいからSMとして参加しました。
初めてのスクラムマスターなので、社内認定のコーチが一緒にチームにJoinしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1650186109416-z6SaUzxHg5.png?width=1200)
そもそもデイリーおかしくない?
初めにやったことはデイリーの改善です。
チームについても触れていましたが、POがSMを兼任していたためか、デイリーはただの報告の場所になっていました。
昨日やったこと、本日の作業で実施することを開発者の皆さんは淡々と報告をしており、これってスプリントゴール達成できるの?と不安を感じていたらそのSprintはUndone祭りになっていました。
入る前からもUndoneは日常茶飯事だったみたいです。
レトロで改善してないの?などと色々突っ込まれそうですが、まずは毎日やるデイリーの改善からスタートしました。
デイリースクラムの⽬的は、計画された今後の作業を調整しながら、スプリントゴールに対する進捗を検査し、必要に応じてスプリントバックログを適
応させることである。
具体的には、まずはファシリテーターを開発者からいただき、デイリーではタスクの確認とプラスして質問を投げかけています。
プランニングで計画した作業どおり進んでるみたいですが、現在のスプリントゴールの達成できる自信はどのくらいありますか?
プランニングで計画したサブタスクの規模が大きくなってるようですが、どのようにしたらスプリントゴールを達成できそうですか?
今の開発者にはタスクの報告をして、透明性と検査は進んでいますが、適応がいまいちと感じたのです。
2週間スプリントゴールを目指して活動しているので、質問をして適応するためにはどうしたらいいかを開発者に考えてもらうように意識してデイリーを進めてみました。
効果としては、開発者は日々スプリントゴールを意識しており、ゴール達成が難しい場合はどうすればゴールが達成できるかデイリー後に話し合うようになりました。
PBはプロダクトオーナーの物
プロダクトバックログ(PB)は確かにPOが管理に責任をもちます。プロダクトの価値を最⼤化すること の結果に責任を持つのがPOのお仕事です。
価値に責任を持つので優先順位などはPOが責任を持ちますが、開発者からも、ステークホルダーからもPBを追加することはもちろん可能です。
開発者がこのようなPBを切ればプロダクトに対してこんな価値があるよとあればいつだって起票することは可能なのです。
これを自動化したらプロダクトのリリースがこのくらい早くなるからやらせてほしい、とあればPOは優先度を検討してくれるでしょう。
ということを伝えて、PBをみんなで更新できるような雰囲気作りをするようにしました。
案外、伝えることでこうやったほうがいいねというディスカッションが生まれるのでこれは伝えてよかったと思います。
Impedimentの整理をしましょう
Impedimentとは、プロジェクトやスプリントのゴールを脅かす障害や妨害のことです。
Impedimentは対人的なもの、プロダクトに関するものなど全てを含みます。
過去PJで開発者としてスクラムチームに入る前に見せてもらい震えたImpedimentは、「A君が怖すぎて質問できない」でした笑
上記のような対人に関してのImpediment、よく知らない技術について、割り込みタスクなどさまざまなことがImpedimentとして起票されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1650790503009-RRHhVR8oWI.jpg?width=1200)
長々とImpedimentの説明をしましたが、こちらの整理がなされていなくImpedimentが消化されていないという現状でした。
そのため、まず何がImpedimentなのかを整理し、誰が何をすればいいのかを確認する時間を設けてNextActionを明確にし行動できるようにしてみました。
すると、溜まっていたImpedimentは少しずつ動き始めたのでいい傾向かと思っております。
次は、Impedimentの優先度を考えてどれから着手していったらより効果的かをみんなで認識できるような活動をしていければと考えてます。
以上が、スクラムマスターとして1ヶ月やってみたことでした。
すでにチームとしてはスプリントを重ねているチームでしたが、今まで私自身100スプリント回してきて何か変だなというところを中心にアプローチした1ヶ月でした。
開発者からスクラムマスターになるとどこまで話していいの?どうしたらいいの?とたくさんの疑問が出ますが、弊社ではスクラムマスターコーチがいるので適宜相談して自分なりのスクラムマスターに成長できればいいなと思います。
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