見出し画像

短い振り返り。2022年。

2022年を簡単に振り返る。

4月に国内営業の統括となり、8月以降はマーケティングマネージャーとして、日本の主要顧客、北南米、ヨーロッパ、アジアの一部も担当してきた。前半は混乱の残るサプライチェーン、ジェットコースターのような需給バランスと、後半は時差に言葉にコミュニケーション、忍び寄る景気後退、環境変化とどう向き合うか。特に、エラストマーという分野において、SDGsやEV化の荒波が眼前で崩れかかってくるような、近い将来の劇的な変化を感じずにはいられなかった。

2016年。5年以上前に描いていた未来が眼前にある。それが広く受け入れられるようになってきたことは嬉しくもあり、虚しくもある。(権威あるシンクタンクの、2035年におけるBEVの販売台数予測は、この一年で2倍つまり50%に修正された。) 変化の最前線では、ビジネスの定義を書き換える作業を同じ早さで進めなければならない。現在の収益性の高さは、いつもプラスに働くわけではない。

2023年。まずは、ボトムの組織文化や意識改革から始める必要がある。今の組織には、中小企業のようなスピード感がありながら、本質的な課題にはいかにも大企業的だ。説明的であることは重要だが、アイデンティティにしてはいけない。出世や見え透いた評価、飛び付きやすいアイデアから距離をとり、向かうべき道、あるべき組織、態度に立脚することは容易ではない。それができる最終年なるだろうと思う。慣れてきたところでもう少しのんびり…というのは少し先になりそうだ。

余談

全然関係ないけど、M-1グランプリのウエストランドの漫才が面白い。もう50回くらい見ている。

コンプライアンスうぜー、という人が増えているのだろうなと推察する。身の回りでも40歳くらいの人は無自覚に呼吸がしづらくなっているように見える。自分にとって、今の社会の方向性は生きやすいものでしかないので、もっと進んでもらって全然良いのだけれど。
前述の環境変化は価値観レベルで起こっていて、だからこそ何が強みになるかわからないのだな、と改めて革新めいたものを感じた。例えば、価値観の多様化と採用ツールの広がりで若年層の雇用が流動化しやすい土壌がある時に旧来のマネジメント一辺倒では通用しない。仕事を作業にせずどう貢献感を付け加えられるか。

あらゆる面で本質的に思考する価値が高まっているなと当たり前のことを感じた年末。

何かのお役に立ちましたなら幸いです。気が向きましたら、一杯の缶コーヒー代を。(let's nemutai 覚まし…!)