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朝の日課


6:30にアラームをかけても、アラームより少し早く起きるのが習慣化されている。アラームが鳴らないように先に消して、私が目を覚ますと、彼くんもそれに気づいて目を覚ます。

「おはよう」と言いながら、優しくハグして、おでこにキスをしてくれる。私はギュッと抱き返し、ほっぺにキスをする。さらに抱き返され、「苦しいよ」なんていいながら、恒例のイチャイチャ駄々こねタイムが始まる。

いつも気づけば、7:30過ぎになっている。イチャイチャ駄々こねタイムが長いといつも反省しつつ、私は急いで用意を始める。港区OLの朝とは思えないぐらいバタバタしている。

彼くんは私が急いで用意しているのを見計らって、必ず朝ごはんを作ってくれる。しかも、私の大好物、ジブリ飯の朝ご飯。私の用意が終わった頃には、完成していて一緒にいただきますをする。私は五分ほどで食べ終わり、急いで歯磨き。その間に彼くんはゆっくり朝食。なんて羨ましいんだ、その朝の時間の余裕。私にも分けてほしい。家を出るまで、あと5分。最後のイチャイチャタイムが始まる。仕事に行きたくないと思いつつも、心を鬼にして、5分間のイチャイチャタイムを強制終了させる。「よし、行ってきます」というと、彼くんは「待って、最後に」といって優しくハグして、いってらっしゃいのキスをする。私は笑顔で「行ってくるね」と仕事に向かう。

これが私たちの朝の日課。

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浮気もどき以降、良くも悪くもたくさんの経験を経て、今の彼くんと付き合っています。四年前の自分に言ってあげたい。

「あなたは、彼くんと出会って毎日幸せに過ごしてるよ」って。