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止めようとする声は雑音【comprehend物語 番外編 ~ アウトサイダー ~】

「出来るわけないよ」「いつまでやってるの?」そんなことを言われたことはありますか?

今回は『雑音をかき消せ』というテーマの楽曲『アウトサイダー』について話してみたいと思います。

どうも、『自分を生き抜く』をテーマに歌ってます、comprehend「コンプリヘンド」というバンドのvo/gtネモトナオヤです。

バンド結成〜現在に至るまでの話を書いております。
今回は番外編。楽曲解説回です。

本編のほうも良かったら読んでやってください。

【あらすじ】

幼なじみと組んだ前身バンドが10年活動して止まった。
本気で活動していたバンドが止まり、生きる目標を失っていた自分は今後の生き方をどうしていこうか迷っていた。

夢だったバンドはあきらめようかと悩んでいた時期に祖母が他界。
その出来事が転機に。

当たり前だけど人はいつか死ぬということ
大往生で満足そうに死んでいった祖母のこと
『どういう生き方だったら満足?』という妻の言葉

これらの出来事が引き金となって、
自分のやりたいことをやり切っって死にたい
夢だったデカいステージに立つバンドをやりたい
という決意を固める。

一緒のベクトルで活動できるメンバーを探し、自分を含めvo/gt、ba、drの3人が揃い活動開始。曲を書き溜め、次なる目標はライブ…!
2度のシークレットライブを経て、2019年4月にお披露目という形で大々的にライブを仕掛ける。


▼初めての共作▼

『アウトサイダー』の制作年は2019年。3人編成時の曲です。(現在は2人編成)
以前ブログで話した楽曲『エスト』と両A面シングルという形でリリース。

エスト(ミディアムテンポな聴かせる曲)と対照的になるように激しいロックな曲に仕上げました。
そして、Ba外山にーやんとの初めての共同作品でもあります。


▼攻めの曲が欲しい▼

バンドを結成して一年以上過ぎたころ、楽曲の幅を広げたい欲が出てきました。

それまでの楽曲はすべて僕が素材を持っていき組み立ていくスタイル。

基本的に自分の作曲の特徴としてはミディアムテンポ〜スロウテンポ寄りの聴かせる曲が多い傾向にありました。
なので、アップテンポな曲やガツガツした攻め曲をあまり作れていません。

そこでBa.外山にーやんがバキッとした激しいベースラインを持ってきてくれて、そこから形にしてみようとなったのがアウトサイダーです。


【アウトサイダー official Music Video】


▼ヒントは世界的なブランドCM▼

激しめなスラップベースに合わせて力強いドラム、重いギターが合わさっていきます。

歌も今までの聴かせるような流れではなく、まくし立てるように攻めるようなメロディに。

ただ、歌詞に苦戦…
前身バンドの時もそうだったのですが、ミディアムやスロウな曲を作ることが多かったので早いビートの歌詞が苦手です。

「自分を生きる」というテーマと攻めなロックをどう結びつけるか…?
しばらく書けず。。

ある時、YouTubeを垂れ流していたら気になる動画を見つけました。

スポーツブランドNIKE
のCMです。


▼賛否はあるが心動かされた▼

後から知るのですが、NIKEのCMはたびたび賛否両論を起こすようです。だからなのか、この時の動画にグッと心を引き寄せられました。

当時の動画は削除されたみたいで、見当たらなかったので覚えてる範囲でざっくりあらすじを書いてみます。

ある女の子(義足の子)がスポーツに挑戦しようとしてます。

ところが周りの(いじめっ子らしき子たち?)がその子に対して「無理だよ」「やめとけばいいのに」と影でコソコソ話している。

そこに対して関係ない、私はやりたいからやるんだ、そんな外野の声は雑音でしかない。といって挑戦するような内容でした。

いじめや差別の表現内容として賛否両論が起こったようです。
ただ、ここではそれを抜きにして自分の心が動いた本質的な部分を話すと、

挑戦しようとする時、人と違うことをしようとする時には周りから否定的な声が上がる。

そんな外野の声もあるけれど、
加えて自分の中にも止めようとしてる雑音があるんじゃないか?と感じました。


▼止めようとする声は雑音▼

NIKEのメッセージと自分の挑戦が重なります。そこをキッカケに歌詞を書いていきました。

挑戦というものは大きい小さいに関わらず、未知なものなので怖かったりします。
年を重ねれば重ねるほど、自分で勝手に雑音を作り出して動けない言い訳にもしている。周りの言葉に翻弄されそうにもなる。

特に自分の育ってきた環境の中では、我慢や人と合わせるといったことが多かったなと感じます。

他の人と違うことをすると冷たい目で見られたり、合わせることが美徳だとされていたり。
そこに違和感を感じたのならそれは雑音。

本当はどうしたいか?
どうありたいか?
やりたいことはなんなのか?

忘れないように。自分を鼓舞する歌詞になりました。


ここまで読んで下さりありがとうございます。
日々コツコツと。1ミリでも前に。
それでは、今日も自分を生きてやりましょう。

アウトサイダー

「出来るわけない」「いつまでやるの?」周りの雑音は散らつくけど
ずっと前から僕は変わらずに この道を選んできただけさ

胸の奥にずっと閉まってある あの日の声を憶えているんだ
耳を傾ければ聴こえる 誰も僕を止められないよ

見えない壁だって 飛び越えてくから
たとえ誰もが無理と言っても僕だけは僕を信じて
消えそうになっても 掻き消されないよ
どんなに雑音が邪魔しても 僕は歌い続けてくだけさ


周りに合わせて自分消して 本当の僕はどこに行ったの?
耳にへばりつく雑音を僕の声でかき消してくから

望む困難なら 飛び込んでくから
たとえ生きてても僕が僕でないのならば意味なんてない
飲み込まれそうでも 這い上がってくよ
どんなに汚れても構わない 僕は進み続けてくだけさ


望む困難なら 飛び込んでくから
たとえ生きてても僕が僕でないのならば意味なんてない
飲み込まれそうでも 這い上がってくよ
どんなに汚れても構わない 僕は進み続けてく

見えない壁だって 
たとえ誰もが無理と言っても僕だけは僕を信じて
這い上がってくよ
どんなに雑音が邪魔しても 僕は歌う
それだけさ


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▶︎comprehend(コンプリヘンド)◀︎

『誰かのための人生になってないか?』

『自分を生き抜く』を歌うメロディアスなオルタナティブロックバンド。

激しく繊細。
美しく愚直。
エモーショナルなシューゲイザー、ドリームポップを軸としつつ、グルーヴィー。
あらゆる要素を包括した、ジャンルの枠に囚われることのないcomprehendの音楽を構築する。

comprehend
vo/gt 根本直哉 ba/cho 外山タロウ

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💿2ndアルバム『clarifiology』絶賛配信中💿


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