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バトオペ2中級者講座 『"上級者語"を解読せよ』

どうも、小紋唐草です。
中級者講座、どこから読んでもいいように連番にはしていません。
関連する記事ができましたら順次リンクが増えたりします。
何かといろいろ連動しているのはそれだけ事情がフクザツということなのです。どうかひとつご理解ください。

今回の講座内容

番外戦術(≒ゲーム外の立ち回り)をさせてください。

  1. 触らぬ神に祟りなし。情報だけもらってお気持ちツイートは避けよう。

  2. 言葉が足りない上級者のパワーワードまみれ講座を何とかして読み解く。

  3. 1人がダメなら複数人の発信を束ねてみよう。



1.触らぬ神に祟りなし

いきなりですが、身の上話から。

『拠点を取るな』論で炎上しかけた話

2022年秋頃、私は実は炎上寸前でした。その過程がこれ。

https://twitter.com/cat_nip32/status/1578656379388456961

中級者、聞いて驚け。
上級者は拠点を取らない戦術が流行ってるし、それが定着した。
定着してしまったんだ。


まずは燃えかけた経緯を簡単に

端的に言えば、私が反応したきっかけのツイートがあった。
その発信者は直近の大会の優勝メンバーだったということである。
私はその人が話す戦術論に冷や水を浴びせたというか、いい気分を台無しにされたと思われたのかあわや燃えかけた、という話である。


だが、私にも言い分はある。

個人攻撃ではないのでツイート内容は改変して特定を避けるが以下の引用を見てほしい。大まかにはこんな内容のツイートが投稿されていたので、私はソレに反応したのだけれども。

用語解説「開幕中継」
「開幕中継」とは開幕時に中継地点を取ること。
初心者はやっているが、レートが上がると忌避される。
枚数不利につながりやすく、前半戦の流れを相手に奪われやすくなる。
初動の枚数不利で初動負けしてしまうと士気も落ちてしまうので、意識して取り組んでみましょう。

個人攻撃ではないため内容をくみ取り、元ツイートを改変してます

twitterなんてこれくらいの情報量しか出せないですよ。文字数の制限がなければサムネにできそうな量、もしくはメモ帳お気持ちスクショ程度の情報量です。これに私は『説明足りなくて草。応用力は一切身に付かんね』と思ってたし、拠点の重要性について反論を書いてます。

もちろんこの考えは浸透しなかったわけです。世間的には私が敗者。


2."上級者の講座"という言語を読み解く。

ではこの内容記載を解説をしてみようと思います。

文字数制限の為に排除した先にあるのはパワーワードと命令形

先の引用をもう一度。

用語解説「開幕中継」
「開幕中継」とは開幕時に中継地点を取ること。
初心者はやっているが、レートが上がると忌避される。
枚数不利につながりやすく、前半戦の流れを相手に奪われやすくなる。
初動の枚数不利で初動負けしてしまうと士気も落ちてしまうので、意識して取り組んでみましょう。

個人攻撃ではないため内容をくみ取り、元ツイートを改変してます

上記の内容を私が頑張って追補するとこうなります。

用語解説「開幕中継」
「開幕中継」とは開幕時に中継拠点を取ること。
本来は中継拠点は味方を有利にするために重要だが、中継拠点ごとに重要度が異なり「押さえておきたい場所」「後回しにしてもよい場所」の差が存在する。

流行としては拠点を確保せず、そのまま相手と交戦することで初動ウェーブから流れをつかみ、常に有利なゲームメイクをしていく。ただし大きな欠点として拠点確保が最後まで後回しになるため、この戦術は敵殲滅が絶対条件となり、味方がウェーブ負けした場合はその後7分弱を全て不利な状態で戦い続けることになるハイリスクハイリターンな戦術である。

とはいえ、初心者のうちはその区別がつかないことが多いため初動で拠点を考えずにとってしまうが、「押さえておきたい場所」を初動から獲得・維持し続けることで試合時間いっぱいを使って戦うことができるため、持久力のある戦術として有効。拮抗した試合展開や逆転も狙えるため初動に依存しない点が優秀な堅実な戦術である。

最低限の情報量を足してこれ。
最初の状態では情報量足りなさすぎる、でしょ?
これで講座というにはちょっと…というのが私の雑感です。

簡単な解説

⭕ かいてあったこと
❌ かいてなかったこと(≒小紋唐草が追記したこと)

  1. ⭕ 初動(初手)で中継拠点を確保すること。

  2. ⭕ 初動で相手を枚数有利で迎えうち、ウェーブ勝ちを狙うこと。

    1. ⭕ 試合の流れを決める戦術なので極力参加すること。

  3. ❌ 開幕中継を避けて隊列を組む初動は速攻型戦術であること。

    1. ❌ 前述速攻は敵の殲滅が絶対条件であること。

    2. ❌ 殲滅できなかった場合は援護しにくい状況に陥ること。

    3. ❌ 再度隊列を組んだ時に不利な状況になりやすいこと。

  4. ❌ 中継拠点は場所によって重要度が場所によって違うこと。

    1. ❌ 重要度を無視して取った中継拠点は戦局に加担しないこと。

戦術に関しては後日別noteできちんと解説します。



…なんで省いちゃうのか理由を考える

  • 自分が『発信元になりたい』ってやつ。

    • この記事書いてる時点で私も同じ穴の狢だけどね。

  • Twitterの文字数制限

    • 文字数で入りきらなくてもメモ帳スクショでカバーできるから。

    • twitterが今一番人の目につきやすい発信媒体だから。

  • 動画等サムネイルのミスリード

    • パワーワードなど印象に残る単語選びがち。

    • 命令形など言い切ってカッコよく文面を整えがち。

    • まぁ炎上したらしたで話題性あるからとか?私は炎上したくないや。

  • 自分が発信したいこと≒自分が得すること

    • 自分視点で不特定多数の人ができてないと感じたから発信する傾向。

      • つまるところこうすると発信者自身がうれしい話が書かれやすい。

わかりやすくするために簡潔に!っていうのが実は今回のポイントで、わかりやすくするために短く、はっきりと、過激な言葉を選んでいくと確かに伝わりはするんですが、問題はその後の部分になるわけ。
上級者が味方の動きになんでそうなるの?と悪態をついてしまうのは、このパワーワードと分かりやすさに全部りしたとっかかりの部分についてはたくさん解説があるけれど、これを応用した話という解説が皆無だからということです。応用内容について踏み込めば踏み込むほど上級者が「これちげぇし」と講座自体が攻撃の的にされやすいからですね。



3.複数人の発信を束ねていいとこどり

命令形は身構えよう。

人は怒りのあまり命令形で物を言うことがありますが、バトオペ2では「○○ができてない他者」への忠告をオブラートに包んで『講座』とかそんな表現にしている場合が多い傾向にあります。(善意の講座を見つけにくくなる)
もちろんこのテの内容は怒りが含まれやすいため注意しましょう。愚直にその命令を貴方が感銘を受けて、ずっと守り続けたとして、突然『臨機応変にな』とプリセットチャットをもじって上級者が言うことがあります。これはすなわち命令内容が状況にそぐわないと暗に窘められているわけです。
発信者は私も含め、受け取った貴方を守りません。いつも見てられないし、保護者になるつもりはないというのが普通ですしね。
なのでまずは視野を狭めないために命令形の解説は注意して聞くことにしましょう。いいところを覚えて、自分の技にするのです。


否定と罵倒は分析対象から外す。

○○を弱体化しろとか○○にこの武装が来たら最強とかそういう空想の話は戦術論には一切関係なく、実際のプレイには寄与しない知識となります。
それらの意見を強く発信しているアカウント等は注意しましょう。ないものねだりってやつです。
きちんと妄想と現実とは分離して考えましょう。
○○弱体化しろロビー活動を重ねても自分は強くはなりません。


文字数制限のある媒体は講座が連作であるか確認しよう。

はっきり申し上げますがバトオペ2の解説は140文字もしくはそれに添付した画像4枚のスクショ程度で説明しきるのは大変困難です。
文字数制限があるため1つのツイートにまとめてあるものは本当に端的な内容の未記載されている可能性があります。ただ、上に上がれば上がるほどできることの引き出しを知識としてまず増やしておきたいので、連作であったり、がっちり解説している媒体を探すことが重要です。


1人の意見が絶対じゃない。いろんな意見を見てみよう。

自分のプレイスタイルと一致しない人の話(ぼやきはtwitterに一杯落ちている)ので、その意見やクリップなどを見てみるといいかもれません。意外と他者のクリップは自分が写っていなくても、行動を見直すいい機会になります。持ってない機体の動きも対面した時の動きを予想するための判断材料になります。たくさんの意見は意外と見て損になることは少ないです。
言葉よりクリップ動画の方が情報の"ノイズ"となる私情が少ないので感じ取れれば最高ですが、分析にも腕前が必要なのでたくさん動画を見るのも大事だと思います。



余談

「○○できて当然」という圧

戦術の部分でもお話ししますが、現行の流行戦術は「通話を前提とした連携において実績のある戦術」がベースとなっています。コレは連携の有無で戦いの可能性が広がることを示していますが、反面ソロで参戦している人にも「履修をしておけ常識だぞ」と圧がかかっているのも事実です。
連携がもたらす効果や爽快感は絶大ですが、連携とは連携する数人との時間や関係性がとても重要で、見ず知らずの人達で集まるソロ参戦においてはかなりハードルが高いです。意識の共有は通話できないし、状況の把握はレーダーがそもそも全部見えない仕様なので。リプレイもないから試合の振り返りもしにくい。

それに、上級者が○○を履修しておけと突き放して圧をかけるならその戦術の解説をきちんとすべきだし、啓蒙活動が必要なのですが…当人がめんどくさがってる場合もあります。
じゃあほかの人がしているかとうとそれも怪しい。かたや文字数不足のメディア媒体で言葉が足りず。かたや見て覚えろ、なんて言って解説を動画で済ませて言語化できてなかったりとなかなか痒いところに手が届かないのが事実として存在します。
先に書いたように応用戦術を語れば語るほど文字数が増えたり、上級者に突っ込まれやすくもなります。講座を作るのに挫折すれば語られにくいのが応用――中級者が知りたい当たりの情報というわけです。
あるいはクランマッチなどに備え、意図的に出してない情報であったりもするので、戦術やメタ研究を漏洩すると目の敵になることもあるでしょう。
ハードルがとにかく高いなぁ。

私自身もそこで苦労をしていますが、少しでもこの部分の理解をしやすくするお手伝いができたらと思います。
全部が全部開設はできませんが、そのとっかかりになる部分くらいは頑張ります。

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