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事業会社の新規事業 採用あるある

事業会社の新規事業の立ち上げ期は、正直、茨の道。

その茨の道を突き進む中で起きるのは、朝令暮改。

軌道修正の繰り返し。

正解がないからずっーとそのことばかり考えなくてはいけないし、
新規事業立ち上げ経験も、起業の経験もない上層部からは日常的にいつ結果が出るの?とか、

ステアリングコミッティとか役員会にかけると、
言いたいこと言われて凹むし、

周りには評論家が多く、

普通に辛いことの方が多い。

新規事業を立ち上げるということは、
そうした理不尽かのような鍛錬の場を如何にpassしていけるか、
同時に、提供すべきソリューションを探索することなので、(←ここが本質的なことなのだが)
覚悟はしていてプロジェクトに関与してるはずだけど、
事業会社の論理にめげそうになる。

これまで60件近く事業会社の出島として新規事業立ち上げに携わって来て、
その中でもよくある事象の一つは採用の問題。

そもそもプロジェクトの早期であればあるほど、
顧客、課題や期待、ソリューションが決まっておらず、しかもやることは多く、人の手が足りない。

スタートアップとは異なり、大手の場合はゆっくりなのでそれは幸いする。

にしても、普通にプロジェクトを成功に導こうとしたら、
四六時中そのことだけをやれる専任が最低でも2人は必要になるのだけど、
不確実で、正解のない中、
ビジョンを定め、顧客を決め、
ソリューションの仮説を持ち、
時には会社のアセットを活用し、
何かを産み出すことは、
これまでの通常業務とは異なり、向き不向きが生じる。

その不確実な状態の中で採用しようとする企業を見ていると、
もし採用した人がプロジェクトに合わないとなったらどうするのだろう?とか考えてしまう。

通常は雇用してしまうはずだからレイオフ出来ないだろうし、
仮にもプロジェクトが終了したら、
転職してきたその人はその会社で活き活きと働けるのだろうか?とか、
逆に会社はその人を活かし切れるのだろうか?とか、
いつも余計な心配をすることになる…

僕たちは、凡ゆる業界業種のプロジェクトを行うので、
プロジェクト単位の契約にするし、
その代わり対価を高く設定したり、
インセンティブを提供するようにして、
より良いヒトに参画してもらうようにしているけど、
これがもし毎回毎回雇用しなければならないとしたら、
新たな心配事を自らが背負うことになる。

それに、最もプロジェクトの成功に影響することとして、
中途採用したその人は、その企業のカルチャーやお作法を知らないから、
採用した人(プロジェクトマネージャーだったりする)を見て仕事し始める。

結果的に、良い方へ向かえば良いが、大概転職者のパフォーマンスを発揮させにくいことが多い。
(ここにも幾つか理由がある)

もし、事業会社が新規事業に外から採用するのであれば、
PMF(Product Market Fit)のタイミングがベストで、
せめて、PSF(Problem Solution Fit)の位から、役割に対して人を充てるようにすべきだと思う。

そもそもそうではなくて、最も初めの段階から採用するんだ、ということなのであれば、
7/11のYouTube配信で、
エキサイト株式会社 / Excite Japan Co.,LTD.
組織戦略室 人事部 採用・育成グループの方をお招きして、「新規事業立ち上げに伴う人材募集」
のことを話すので、ぜひご覧頂けたらと思います。

Curations TV 新規事業酒場




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