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クリエイティビティって、誰のもの?

はじめに

はじめまして、note編集アシスタントの根本です。
今年の4月からアルバイトとして編集業務に携わっています!
この記事は、noteのみんな Advent Calendar 2020 の15日目の記事となります。

突然ですが皆さんは「クリエイティビティ」と聞いて何を思い浮かべますか?
発想力、独創性etc…。色んな言葉で表現されますが、「一部の天才が持つセンス」と捉えている人が多いのではないでしょうか?

自分自身、就活で広告会社やエンタメ系のベンチャー企業など「クリエイティビティ」を求められる業界を見ていましたが、最初は同じように考えていました。

今日は、就活とnoteでの業務で「クリエイティビティ」と向き合う中で、
①「クリエイティビティは全人類のもの」という捉え方の変化が起きたこと
②「クリエイティビティ」に対する自分なりの定義ができたこと

この2点をつづっていきたいと思います!

「自分の人生がクリエイティビティの源泉になる」

クリエイティブのクの字も知らなかった状態の自分にとって印象的だった言葉が、広告会社のOB訪問で言われたこの一言です。
その社員さんは、写真を学びたくて有給をとり、ロンドンの写真学校に留学。帰国後は趣味にとどまらず、広告にも自分の撮った写真が使われるなど、仕事にも還元されたそうです。

「推しのアイドルを仕事で担当して、今までのオタク熱が活きた」
「大学時代から環境問題に取り組んでいたら、1年目からリサイクル素材を使ったファッションブランドの案件にアサインされた」

それからも、クリエイティブ業界に携わる方々は会う方会う方、口を揃えて自分の好きなことや趣味、過去の経験が仕事に繋がり、クリエイティビティの源泉になったという話をされていました。

そして、当時の自分は気づいてしまったのです。
「”人生=みんな持ってるもの”がクリエイティビティの源泉になるなら、クリエイティビティって全人類の中に眠ってるのでは…?」

自分の人生をクリエイティビティに昇華させるには?

「みんなの人生の中にクリエイティビティの種があるのは分かったけど、それをどうやって開花させているんだろう…?」
次に自分の中に生まれた疑問はこれです。

色々と考えていた時、とあるクリエイティブディレクターの方の言葉に驚かされました。

「インプットが何よりも大切。良質な気づきがあれば、捻ったアウトプットは要らない。」

クリエイティビティは、インプットから面白いアウトプットに持っていく能力だと思っていた自分にとって、これはなかなかの衝撃でした。
そのあとの説明を聞くと、良質な気づきとは「他の人が気づかない、でも確かな事実であること」だそう。

これだけだと分かるようで分からないと思うので、実例を出します。
例えば「消費者の環境意識を上げたい」と考えた時、企画を考えるアプローチとして次の2つの場合を比較してみましょう。

①インプットがありきたりな場合
ここでは「ゴミのポイ捨てが多い」とします。
この点に目を向けて試行錯誤した人は世の中に無限にいるので、かなりアイデアをこねくり回さないと、人に興味を持ってもらえる物にはなりません。
それこそ先天的な「発想力」に依存する部分が大きくなってしまいます。

②インプットが良質な場合
ここでは「白T1枚の生産に、ペットボトル飲料水5年分の水が使われている」とします。
①と違って、この事実そのものがはっとする内容になっているので、これを素直にメッセージにするだけでもある程度の関心を呼べると思います。

ここまでの内容から考えると「人生をクリエイティビティに昇華させる」ポイントは「”自分だから気づけた!”という発見を増やす」ことにあると言えそうです。

ふだん読んでいて個人的に面白いと感じるnoteも、文章や構成のうまさ云々の前に、「こんなところに目を向けて記事にしたのか!」という「気づきのおもしろさ」が目にとまるものが多いです。

「自分なりの発見」を増やすために心がけていること

最後に「”自分だから気づけた!”という発見」を増やすために、自分が意識的に取り組んでいる2つのことを紹介します!

好きなことは徹底的に究める
自分の趣味や特技を深めることで得られる知識や、その過程で気づいたことは、他の人には得難いものであると思います。
自分の場合はアートが大好きなのですが、気に入った作品があったらアーティストの生い立ちやコンセプト策定の背景まで徹底的に調べます。そうすると「この地域ってこんな社会情勢だったんだ」といった知識から「このコンセプトって別の社会問題に対するアプローチにも活かせそうだ」といった転用可能な概念まで、様々な発見があります。

②些細な発見でも書き留める
人生の中で全く同じ一日はありませんし、ましてや自分と全く同じ一日を過ごす人は他にいません。だからこそ、日々を過ごしていく中で感じたこと一つ一つが、発見のタネになります。
自分の場合、「傘をなくしがちだから持ち物全部にGPSをつけたい」「微遅刻したときのお詫びの品って難しい」といったありきたりで小さな気付きも、できるだけ見逃さずメモするようにしています。
そうしていく中で目を向けるアンテナが広がって、だんだんと人が気づかない物事に気づくようになったり、それを自分なりに深く考える習慣がつくようになります。
(自分は手書きのメモと、日記アプリでのメモを併用しています)

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(こういう普通のノートを使ってます。名前をつけると愛着が湧くのでおすすめ。)

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(こんな感じで気づきと思考をまとめています。字が汚いのはご容赦ください笑)

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(日記アプリは、ノートを出すのがめんどいときにササッとメモできておすすめ。日付とセットにできるので後で振り返りやすいのも◎。)

みんながクリエイティビティを発揮できる世の中にしたい

①「クリエイティビティは全人類のもの」という捉え方の変化が起きたこと②「クリエイティビティ」に対する自分なりの定義ができたこと
ここまで以上2点についてつづってきましたが、その理由としては、自分の世の中に対する想いがあります。

世の中の課題が多様化する中で、行政や企業だけでなく一人ひとりが目の前の課題に取り組み、それをクリエイティブの力で解決していけるようになったら楽しくて素敵な社会になるのではないかと日々夢想しております。
(実はnoteで働くことになったのも、"だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。"というミッションへの共感が最大の理由です。)

このnoteを読んで少しでも「自分にもクリエイティビティのタネがあるんだ」という勇気を得る事ができた方がいらっしゃれば嬉しいです!

ここまで読んでくださりありがとうございました!


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