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SDGs×ビジネス(70):サステナビリティ担当者の仕事とは

みなさんこんにちは!

私はエネルギー企業で事業開発をする中で、エネルギー×SDGs×ブランディングについて考えています。

このnoteは、読んでいただく読者の皆様と共に学び、知識の整理と共有を目的に継続していきます。

詳しいプロフィールはこちらをご覧ください!!

今回は、サステナビリティ担当者の実務についてみていきたいと思います。


サステナビリティ担当者の実務

実際、企業内でサステナビリティを担当している方の実務に目を向ければ、その仕事は広報IRに近いような気がします。(ここで記載するのは参加させて頂いているサステナコミュの方の実務を聞いた話などであり、私自身サステナビリティ担当ではないので事実と乖離する部分が生じるかもしれません。)

【告知】私が参加させていただいているのは、ゆうじろうさんが発起人のサステナブルコミュニティです!(もしご興味ある方はコメント等ください!)

企業がサステナビリティに取り組むことを求めてきたステークホルダーは投資家ですし、昨今発行が増えている統合報告書やサステナビリティレポートの作成、似たようなものだと評価機関対応などが多いのかと思います。

これらの実務はどちらかと言えば、今までやってきたことを外部にどう伝えるかということになるかと思います。

しかし、せっかくサステナビリティというこれからの社会のルールに基づき、この世界をより良くしようとする名前を冠した担当職なら、もっと将来について考える実務が増えたらいいなと思います。


というのも・・・

ここ10年でサステナビリティ報告書、統合報告書の発行数は大幅な増加を見せています。また、それに合わせてESG投資額も増大しています。

では、これらの動きの拡大に伴い世界は良くなったのでしょうか・・・


世界がSDGs達成に向け動き出す中で、日本政府もカーボンニュートラルを宣言し、企業が生き抜く環境も更に厳しくなることが予想されます。

しっかりとそれに対応し経営し続けることはとても大切で、その点においては現在の形のサステナビリティ担当者の実務は大きな意味を持ちます。

一方で、世界を本当の意味でサステナブルにするには、サステナブル担当と社内で言われる時代から、一人一人がサステナブルマインドを持った組織に企業が変革することが求められると思います。


まだまだSDGsへの取り組みは、企業内ではコスト慈善事業と認識される面があります。サステナブルへの取り組みに収益性や株価の押し上げ効果など、財務的メリットを見出そうとする企業は多く、特に日本企業はそういったメリットが見込まれなければ企業として取り組むのには消極的に思えます。

だからこそ、社内でサステナブル担当者だけが必死に訴える現状から、組織の一人一人にその重要性が浸透し、自然に経営判断にサステナビリティの観点が組み込まれるようになれば、大きくサステナビリティへの取り組みは推進されることになると思いますし、そういった世界に近づけたいと思います。



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