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福祉用具の実際【訪問リハビリ編】

最近は福祉機器展などでも最新テクノロジーを駆使した福祉用品が立ち並んでいますよね。でも、現場で働いている身としてはまだまだそんなハイテク機器は使用したこともありません。今日はそんな現場でもここ数年の間によく目にするようになった商品をお伝えしようと思います。

ポータブル昇降機

これは階段昇降ができない方でも、座りながら(または車椅子のまま)降りることのできる福祉用具になります。一昔前までは、階段を工事するか低い階段であればスロープをかける方法もとられていました。しかし、段数の多い階段は以外と調整の余地がなく大変だったんですよね。また昔の建物にはエレベーターもなく部屋に閉じこもりの方が多かったのも事実です。最近はこういった福祉用具も介護保険にてレンタルが可能となっていますので使いやすくなりましたね。

電動アシスト歩行器

歩行器の中でも坂道を登るときに、電動で補助をしてくれるタイプのものです。また、下り坂のときは抑速ブレーキがオートでかかる設計のものもあるので安心ですね。使用方法もボタン一つで操作ができ高齢者でも扱いやすくなってきています。レンタルされる方も増えてきている印象ですね。

ポータブルトイレシート

ポータブルトイレは昔からありましたが、排泄物をトイレに流し、毎回洗う手間がかかっていました。しかし、今ではトイレシートを使用することが一般的となってきています。便器に一枚袋を被せることで、排泄後に袋ごと外してゴミ箱に捨てることができます。消臭剤が入っているものが多く匂いも気になりません。洗う手間がなくなり一気に介護負担が減り、促しやすくなりました。

いかがでしたでしょうか?実際の現場でも少しずつ新たな福祉用具が導入されてきており、今後は介護ロボットなども期待されています。この他にも沢山の福祉用具が改良されてきているので、今使っているものを一度見直しても何か発見があるかもしれませんよ。

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