みんな違ってみんな同じくらい不快でどうでもいい

最近、益々他人の顔の見分けがつかなくなった。

年齢を重ねると、若者の顔はみな同じに見えるとはよく聞くが、それは恐らく、見分ける必要がなくなったからということなのだろう。
私の場合も、理由としては似ているのかもしれない。
興味がないものは、同じに見える。
馴染みのないものは、同じに見える。

個性を尊重しよう。他人は他人。みんな違ってみんな良い。
昨今のトレンド思想に、時々反吐が出る。
強さを否定して弱さを肯定する方が高尚か?

歌詞のある曲を聴くとなると、最近はかなり選り好みをするようになった。
それは態々世に出すほどの思想か?
曲自体はよくても、歌詞があまりに薄い。
生きるのが辛いのは誰もが分かりきってるので、どうせそれを歌うならもう少し捻らないの?

なんて、べつに説教がしたいんじゃないけど。

じゃあお前が歌詞書けよ、みたいなのも面倒だし。
私に宛てられたものじゃないのだし、聴きたい人が聴けばいい。
ただ、たまにそれらが視界に、耳に入ってくるのが非常に鬱陶しいってだけで。
好きなものだけ摂取して生きられる時代なわけだし。
不快なものに一々構っていられるほど、暇じゃない。
でも、目の前を羽虫が飛んでいたら、やっぱり鬱陶しい。
振り払うだけで済む日もあれば、殺虫剤を撒きたくなる日もある。
虫は殺せるけど、思想は殺せない。厄介。
まあ、私だって誰かの不快にあたるのだろうけど、まさにその流行の思想にお目溢しをいただいてるのだろうし。
有難いね。心底どうでもいいけど。



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