全身でVR世界へGO!!! フルトラのススメ
VIVEトラッカーによるフルトラッキングでVR世界に全身ダイブしよう! どんなことができるのか? 始め方・機材・金額・悩みがちなトラッカー固定方法・注意点などを、HTC公式VIVEアンバサダー、バーチャル美少女ねむが初心者にもわかりやすく解説します! VTuberの裏側として見ても面白いかも?
※2021/3/2 ベースステーションを4台使った「飛ばないフルトラ」とベースステーションの固定方法について追記しました!
※2021/4/9 フルトラのために改良された「VIVEトラッカー3.0」について追記しました!
※2023/11/29 ベースステーション不要の「VIVEトラッカー(Ultimate)」について別途記事書きました。
フルトラ=フルトラッキングって?
アバターと肉体の「全身」(フルボディ)の動きを連動させる技術のことを「全身トラッキング」=「フルボディトラッキング」=「フルトラッキング」、略して「フルトラ」と言います。
一般的なVRのHMD・コントローラー×2に加えて、腰と足×2にセンサーを付けた計6点の「6点トラッキング」以上のことを指します。
「kawaiiムーブ」ができる!
身体全身が動くことで、動きのかわいさで全宇宙を魅了するkawaiiムーブができるようになります! (なお水面下での不断の努力が必要ですw) 完全にバーチャル世界に生まれ変わったような感覚で凄いので、ぜひみんなに体験して欲しい!!!
最強の美少女「のらきゃっと」ちゃんのkawaiiムーブ講座に、議員系VTuber「おぎの稔」ちゃんが挑戦!
「VR睡眠」ができる!
VR世界で「寝そべる」ことができるので、みんなで美少女に変身して仲良く寝る「VR睡眠」ができるようになります! 寝てる間もバーチャル世界! 一日中なりたい自分でいられる! 毎日が修学旅行!
※画像:NHK ねほりんぱほりん「バ美肉」より
信じられない人には、こちらの公開VR睡眠実験の映像をどうぞっ!!!
グラビアアイドルにだってなれる!
な、なれる!!! この動画ではフルトラで服を脱いだり、ポーズを決めたり、逆立ちしたり、不知火型土俵入りしたり、フルトラによる表現の限界点に学術的に迫りました!
VIVEトラッカーって?
位置情報を正確にリアルタイムに検出できるこんなセンサーです。フルトラをやるには、これを腰や手足に取り付けます。いっこ1,2000円くらい! みっつなら3,6000円。VR世界に全身フルダイブできる金額と考えると、意外と、いや、めちゃくちゃ安い!!!
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部屋の天井の角などに「ベースステーション」という機器を複数取り付けることで、部屋全体のどこにいても激しく動いても正確にVIVEトラッカーの位置を検出できる「ライトハウス方式」というしくみが使われています。
なので、最低でも2m × 1.5mくらいのスペースが必要です。
「ライトハウス方式」のVR機器であるVIVE PRO、VIVE COSMOS ELITE、VALVE INDEXなどで、VIVEトラッカーによるフルトラができます。(それ以外のVRでも、ベースステーションを追加すればできるようになるみたいですが、公式サポート外になり、設定が複雑なのとやや安定しずらいようです)
4/9追記:新型「VIVEトラッカー3.0」登場!
フルトラのために改良された「VIVEトラッカー3.0」が発売されました! こちらに詳細まとめています! 小型化されバッテリー性能が向上しています。(性能じたいはほぼ一緒)
⏩HTC VIVE Tracker 3.0 (Amazon)
VIVEトラッカーを身体に固定する方法
6点トラッキングの場合は、HMD・コントローラー×2に加えて、腰と足×2にトラッカーを付けます。
腰は市販のベルトでもいいのですが、私はこんな専用ベルトを使っています。
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足首につける用のこんな専用ストラップも売ってます。
⏩VIVE Tracker リストトラッカーストラップ | Amazon.co.jp
いちいち足にバンド巻くのがめんどくさい人は、100均で売ってるクロックスのパチモノなどもおすすめ! 安上がりだし、サクッと履けるのでらくちんです。
VIVEトラッカーをクロックスや市販のベルトに固定するときは、1/4インチのネジのホットシューアダプタで簡単に取り付けられます。
⏩UTEBIT 1/4インチ ネジ ホットシュー アダプタ | Amazon.co.jp
ストラップに追加バッテリー内蔵の最強装備「TrackStrap Plus / TrackBelt Plus」
VIVEトラッカーの内蔵バッテリーでも普通に3~4時間はバッテリーもつのですが、一日中VR世界でフルトラしたい! という変態さん向けに、ストラップに追加バッテリーが内蔵された最強装備「TrackStrap Plus」「TrackBelt Plus」もあります。私は今はこれを使っています…!!!
⏩TrackStrap Plus ×2 / TrackBelt Plus | Amazon.co.jp
VIVEトラッカーの内蔵バッテリー 750mAhに加えて、ストラップの追加バッテリー2000mAhで、通常の4倍ちかい合計2750mAhの超容量! これで一日中フルトラが可能になり、VR睡眠も自由自在。これこそ12時間以上フルトラ美少女に変身できる、最強変身ベルトなのです…!!!(なお、コントローラーの電池が先に切れるもよう⚡⚡⚡)
こんなふうにコンパクトで配線もスッキリ。
ストラップに内蔵されたバッテリーの上にVIVEトラッカーを取り付けて、USBでバッテリーと接続したら、あとはトラッカーはつけっぱなし。充電が減ったらバッテリーの方を充電するだけで自動的にVIVEトラッカーに給電されるのでめちゃくちゃラクです。
10点フルトラッキングで更なる高みへ
6点トラッキングに加えて、肘×2と膝×2にもセンサーを追加した「10点フルトラッキング」も可能です! 手足の動きがより正確になり、より感情を豊かに繊細に表現できるようになります。
(現状VRChatなどは10点は対応しておらず対応プラットフォーム限られますが、バーチャルキャストなどでは10点フルトラできます!)
バーチャルポールダンサー「夕焼ヒノ」さんと実施した検証動画。10点になるともう、動きだけで怖いくらい個性がはっきりとでます! 2人の動きの違いに注目!
さすがに準備はけっこう大変です💦
追記:マグネットケーブル化して充電をラクにしよう!
さて、フルトラにずっぽりハマり、毎日のようにフルトラすることになったあなた! (私ですw)
こんなふうにコントローラーやトラッカーをマグネットケーブル化すると磁石の力でぱちっとワンタッチで充電できるので、日々の充電がラクになります! micro USB・Lightning・Type-Cどれも同じケーブルで充電できるようになるし、超快適。Track Strap Plusにも取り付けられました。(ちょっと接続キツくなるけど)
3/2追記:ベースステーション2.0×4台で「飛ばない」フルトラッキング
いままで旧式のベースステーション1.0(左)を2台使ってたんですけど、部屋が狭いため、激しい動きをしたりイスに座ったりすると死角ができてトラッカーが飛ぶ(一時的に認識しなくなる)ことがありました。
そこで、思い切って新型ベースステーション2.0を4台設置してみました!
こんなふうに、部屋に4つ設置しました。これまでの部屋の上の角からの2つに加えて、もう2つはちょっと角度をつけたりテーブルの下などに設置して、どんな動きをしても死角ができないようにしてみました。
というわけで、もう二度と部屋に人を呼べなくなりました。さらばリアル。先に… 行くぞ… !!!!!
やったー!!! どんな激しい動きをしても、飛ばないっ!!!(≧∇≦)/
4台連携に対応したベースステーション2.0はこちら。ただし、1.0と2.0で対応する機器が違ったりするので要注意!
3/2追記:ベースステーションの固定方法
ベースステーションは、こんなカメラ用の固定具で部屋の脇に固定しています。突っ張り棒に挟むやつとか、机や棚に挟むクリップ式のやつとか、色々あるよ!
注意:VIVEトラッカーにシール貼る時は位置に要注意!
ちなみに、VIVEトラッカーが増えてくるとどれがどれだかわからなくなるので、トラッカーとUSBアンテナにシールを貼ってナンバリングしたくなりますが、トラッカーの凹んでるとこはセンサーなので、そこを避けて貼りましょう!
こんなふうに、電源ランプとスイッチ(VIVEマーク)の間らへんに貼るのがオススメです。
凹んでるところ貼りたくなっちゃうけど、これはNG。トラッキング性能が落ちます。(私もはじめ思いっきりここに貼りましたw)
VIVEアンバサダー・バーチャル美少女ねむ
というわけで、VIVEトラッカーによるフルトラッキングでVR世界に全身ダイブ! みんなもぜひ試してみてください!
世界最古の個人系VTuberである私「バーチャル美少女ねむ」は、バーチャルでなりたい自分になれる世界を日々模索しています! よかったらTwitterのフォローとYouTubeチャンネル登録よろしくおねがいします!
VTuberをはじめるのに必要なモデルや機材のコストなど、こちらの動画や記事でも紹介しています。
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