ねむ×文化庁「メタバース及びNFT」についてアドバイス&データ提供
文化庁文化審議会が文化経済に関する政策を議論する「第一期文化審議会 文化経済部会 基盤・制度ワーキンググループ」報告書の「新たなメディア・テクノロジーを巡る潮流への対応」において「メタバース及びNFT」についてメタバース文化エバンジェリスト「バーチャル美少女ねむ」が助言とデータ提供を行いました。
メタバースもNFTも日本の優位性が活かせる分野ですが、蔓延する誤解が先行したりメタバースとNFTがごちゃまぜになったりして不毛な議論になりがちです。今回国がメタバースを「性別・容姿・立場から開放された新たな創作の場」と認識して、今後の政策に向けての地に足のついた政策提言を開始してくれたのは非常に大きな前進ではないでしょうか。
※5/6追記:Yahooニュースで取り上げて頂きました
文化庁文化審議会「第一期文化審議会文化経済部会基盤・制度ワーキンググループ」報告書
文化芸術の振興にかかる基盤・制度等について議論・検討する文化庁のワーキンググループです。「新たなメディア・テクノロジーを巡る潮流への対応」としてメタバース・NFTなど最新技術への対応も議論されています。
報告書・政策提言・参考資料はこちらで公開されています。
※資料は2022年3月29日時点のもの。
メタバースは「性別・容姿・立場から開放された新たな創作活動の場」更なる活用に向けた具体的な取組へ
「メタバース」については、生活実態調査や文化発信をしている立場から助言を行い、全世界のメタバースの住人1,200名の生活実態を調査した「ソーシャルVR国勢調査2021」のデータを提供しました。
政策提言としては以下のような形になりました。メタバースに関して地に足のついた理解のもと、更なる活用にむけた具体的な取組を進める、とてもよい形になったと思います。
NFT:蔓延する誤解を「留意点」として認識。有効性と共に課題を明らかにする方向へ
「NFT」については、実際にNFTを発行しているアーティスト・ユーザーとしての立場から、主に蔓延する誤解から生じるリスクについて助言を行いました。
政策提言としては以下のような形になりました。しっかりと課題や留意点についても名言されました。
みんなの反応
参考:今回の助言の元になったブログ記事
「メタバース」とは何か:
ソーシャルVR国勢調査2021:
「NFT」のリスクについてこちらにまとめています。
人気漫画「左ききのエレン」のNFT漫画の表現の監修も行っています。
テレビでも注意喚起してきました。
総務省にも情報提供しました。
宣伝:書籍『メタバース進化論』発売中
メタバースの解説書も出版しています。私自身の体験と数多くのユーザーへのインタビュー、そして上記の調査結果を元に、メタバースのリアルを解説しています。
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