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麻雀補完計画⑦「春夏秋冬の一年戦」

 日本麻雀独自のルールにはリーチ、ドラの他に連荘があります。連荘で親が続く限りはどんなところからでも逆転の可能性が残る。対戦を大いに盛り上げる要素になっていることは間違いありません。

 しかし連荘の存在によって、理論上は無限に対戦を続けることが可能。無限とまでは行かなくとも、競技界では半荘1回に2~3時間かかることがあります。一方娯楽としての麻雀は時間短縮の為途中終了が採用されることが多いですが、今度は2~3分で終わってしまうこともあります。競技としても娯楽としても、対戦が終了するまでの時間が読めないというのは欠点になります。

5条 対局数
1戦4局 1戦を1年 1局目を春 2局目を夏 3局目を秋 4局目を冬と表記する 

 馬将では1戦を1年とし、4局をそれぞれ春夏秋冬と四季で表記します。春が来れば次は夏なので、連荘や途中終了はありません。

 連荘を採用しないことによる、対戦中に逆転の見込みがなくなることが増える問題点については、「全対戦の結果が評価に反映される制度を設ける」、「順位戦以外に原点攻防戦の要素を加える」ことで対処できます。

 また、麻雀で「局」と言うと、「東一局」の「局」なのか、「半荘一局」の「局」なのかが区別しにくいという問題についても、「1年春」のように「年」「季」で分けることで解決されます。

現在の局数を示す必要がある場合は 1年春なら空土一 9年冬なら星土九のように土札を用いてもよい

 「現在の対局数を示す必要がある場合」とは、総合戦績を競う大会戦を想定しています。

 麻雀には様々な形式の大会戦があり、ルール以上に統一形式というものが存在しませんが、馬将では四馬四年四局、三馬三年三局、二馬二年二局の九年戦を一つの形式として提唱します。三人以上の対戦では避けて通れない、「敗者が意図的に誰が勝者になるかを決めてしまえる」問題を解決する為にも、「二人でもルールそのままで遊べる」麻雀フォーマットを作りたかったのですね。


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