麻雀補完計画⑰「リーチ、ドラに変わる打点変化要素」

第七章 光馬 
27条 光馬とは
馬が特定の条件を満たす場合 和時に使用馬が変わる規定のこと 変え方は高点法に基づくが変えないことを選ぶことは不可

 天地人札は「天」と「人」の属性だけでも従来のカードゲームが遊べる構成になっていますが、そこに「地」属性を加えることで新次元のゲームを生み出します。馬将における「地」属性は、リーチ、ドラに変わる打点変化要素です。

 本ルールの採用理由は以前の記事をご覧下さい。以前のルールからの変更点は、①「変えてもよい→変えなくてはならない」②「光馬の種類は4種類→6種類」です。①によって光馬でない方が高得点になるケースが生まれ、②によって光馬の出現頻度が増えたので、以前より選択の幅が広まりました。

28条 光馬内訳
1項 一光
空木1空木2空木3のように地が全て同じかつ天地の属性が同じ順 数を任意のものに変える(1から9以外の数でも可)

 以前のルールに合わせて天地の属性が同じものとしましたが、空木、日火、月金、星水札の代わりに土札を採用して、地が全て土であるものを一光とした方が識別しやすく、五行を全て使えるのでよいかもしれません。1から9以外の数字にも出来るので四筋順が成立します。

2項 二光
空火1空火2空火3のように地が同じで天地の属性が異なる順 数を1つ上げるか1つ下げる

 麻雀でも順子の数が1つずれるかどうかで安目高目が生じることは日常茶飯事。二光の存在によって、「どちらを残せば高目が残るか、あるいはどちらを捨てれば高目でのアガリを防げるか」といった比較を毎局行う必要が生まれます。

3項 三光
空火1空金2空水3のように地がそれぞれ異なり天地の属性も異なる順 天の色を数が真ん中の札の地の属性に変える(この場合は金2が真ん中なので天から星に変える)

 麻雀の役として比較的有名なもので最もアガリづらいものの一つが一色四順(中国麻将では一色四同順として正式に採用)。一枚でも切られると不成立な四枚使いが三種も必要なうえに槓子は使えないためです。馬将なら比較的容易に四同順が成立します。一度くらいアガってみたいものです。

4項 四光
空火1空金1空水1のように地がそれぞれ異なり天地の属性も異なる順 天の色をいずれかに変える

 三光は真ん中の数字の色に変化しましたが、四光は他の三色のどの色にも変えられます。これにより自(他)同刻が成立します、

5項 暗完
数を任意のものに変える(1から9以外の数でも可)
6項 明完
数を1つ上げるか1つ下げる

 1から9以外の数字にもなるので四筋刻が可能となります。

 

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