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映画『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』の感想

今日の金曜ロードショー。いつもより放送開始時刻が早かったので、危うく見逃してしまうところでした。

私はこの映画が好きです。映画館で見たのを覚えています。

まだ若いダンブルドアを演じているのはジュード・ロウ!かっこいいです。公開当初、配役を知ったときは「え?ダンブルドアをジュード・ロウがやるの?」と思いました。ダンブルドアのミステリアスな雰囲気と私が抱いているジュード・ロウのイメージがいまいち合わなかったからです。

しかし、いざ映画を見てみると、ダンブルドアのミステリアスな雰囲気はもちろんのこと、年齢相応の色っぽさみたいなものが加わっていて心を奪われました(笑)。

この映画の見どころは色々あると思いますが、クイニーとジェイコブ(人間の男性)の恋模様はとても印象深いですよね。人の心が読めるが故に苦悩するクイニーの姿を見ていると、漫画『シャーマンキング』に登場する恐山アンナを思い出します。

クイニーがグリンデルバルドの誘惑に屈してしまうシーン。見ていてつらくなります。天真爛漫なクイニーですが、彼女の笑顔の裏にある、社会に対する憤りや絶望は私たちの想像を遥かに超えるものだったのと思わざるを得ません。

ジェイコブは魔法使いと人間の恋愛が認められない社会に窮屈さを感じていたと思いますが、その制約の中で最大限クイニーを愛そうとしていたと思います。その愛がクイニーに伝わりきらなかったのは本当に残念です。

映画の終盤、クイニーがジェイコブに対して「一緒に来て!!」と叫んでいる時の表情。すごい迫力でした。なんか、良心の糸みたいなものが切れる寸前の心の叫びって感じで・・・切ないですね。


今日は以上です。
お読みくださり、ありがとうございました。