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鬼舞辻無惨と奈落。

高橋留美子先生の代表作のひとつに、『犬夜叉』があります。
(今秋から、その続編にあたるアニメ『半妖の夜叉姫』の放送が始まりましたね。)

私は『犬夜叉』世代です。小学生の頃、テレビアニメを見ていたし、アニメだけでは我慢できなくなり、原作を集めました。懐かしい思い出です。

私は『もののけ姫』とか『鬼滅の刃』とか『どろろ』とか、そういう和物ファンタジー系の作品に惹かれる傾向があるのですが、おそらくその土台を形成したのが『犬夜叉』です。

アニメ『鬼滅の刃』を見ていても、なんとなく『犬夜叉』の面影を感じでいました。
特に、『鬼滅の刃』に登場する鬼舞辻無惨というキャラクターは『犬夜叉』に登場する悪役、奈落によく似ていると思います。

まず、鬼舞辻の冷淡で狡猾な性格。人々を陥れ、憎しみ合わせて悦にいるあの感じ。人心を弄ぶあの感じ!・・・奈落そっくりです。また、鬼舞辻は配下の者に微塵も情けをかけません。その点も、奈落によく似ています。

たしか、鬼舞辻は、普通の人間(若い男性)を装って東京で暮らしていますよね。あれはすごく衝撃的なシーンでした。一見すると若い紳士ですよね、鬼舞辻。

私はこの設定にも、奈落の面影を感じます。奈落は妖怪でありながら、人間を装って暮らしていました。とある若い殿様(割と美男子)の体を乗っ取ったのです。

鬼舞辻にしろ奈落にしろ、美醜の感覚をちゃっかり持ち合わせているのが腹立たしいですよね!性根が腐っているのに、美しい姿でいようとする感じが。自分の心が荒んでいるからこそ、美しいものに対して何かしら執着があるのかもしれません。

あと、名前です。名前。
奈落という名は、妖怪になって以降の名前です。
奈落は妖怪になる前、鬼蜘蛛(おにぐも)という名の人間でした。
鬼蜘蛛は瀕死の状態でした。鬼蜘蛛は自分の魂を妖怪に売って、自由な体を手に入れたのです。そうして奈落となったのです。

名前に「鬼」が入ってます!(笑)


・・・こじつけですかね?!(笑)
でも、何となく感じるんです。鬼舞辻って、奈落の要素が入っている気がするんです。


今日は以上です。
お読みくださり、ありがとうございました。