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いまさらベトナムの洗礼を受けるなんてな

やっぱ住むのと旅するのじゃ違うよな。

今日の13時にベトナムへ上陸、2019年12月に離れて、4年半ぶりでワクワクおらすっぞ。ターミナルに入るや否や!早歩きで階段を駆け上がり!イミグレの待ち時間を短縮するんやで~!と思ったのも束の間、何度も折り重ねたように並ぶ長蛇の列を目の当たりにして、ビタッ!すごすご…と最後尾へ。

それにしても、SIMカードの販売エリアが謎にイミグレの内側(この場合外か内か分からないが、ともかく入国する前)に解禁されたようで、ざっと見て10ほどの安っぽいカウンターとお姉様方が、最後尾に新たな待ち人が投入されるたびに「サー、SIMカード」「マダム、SIMカード」と連呼している。福原愛ちゃんにCMをさせたらしっくり来るだろう。嘘。愛ちゃんにもう広告塔的価値はないのではないか。たぶん。しらんけど。しらんしらん。

それにしてもイミグレの入国審査官は、毎度ながらどこを見ているんだろうね?眼前の入国者より、ふわーと見渡す素振りをゆっくり5~6回繰り返し、入国初心者を不安にさせるだけさせて結局ガッチョン!とスタンプを押す。ええい、じれったい!この50万ドン札で通せ!という人がいるのかな。いや、いると思う。少数派だとしても、いないとあの行動の謎が解けない。

そんな地獄のイミグレはほんの序章で、ここからが洗礼だった!

ベンタイン市場行きのバスに乗り込んで、そわそわしながら宿に連絡をとる。というのも手配した1ヶ月前、「部屋の暗証番号、チェックイン1時間前に教えるね」と連絡をよこしてきたというのに、予定時刻から30分前を切ってもいまだに連絡が来ないのだ。「ハイ、今から空港出るよ」と送ってみると、「Yes」との返事。いや、なにがイエスじゃ。俺の友達か、おのれは。

こやつ、薄々感じてたけど、様子がおかしいぞ?

思い切って、「俺、あなたの宿に泊まれるよね?」と聞いてみると、「あなたの予約、booking.comで確認できてない」という。へーそんなんあるの。いやいやいやいや!一ヶ月前に言え!!百歩譲ってYesのタイミングに言え!

というわけで、すでに今日明日は別の方が泊まるんだよね、だから日程変更してよね、としれっとおっしゃるので、シルベスター・スタローンよろしくネルソン怒りの宿探し。もっとバスの車窓から、街並変わったなぁ、この店まだあるんだなぁ、とか、感傷に浸れるもんだと思ってた。ちくしょうめ。

ちなみに街並はいうほど変わってなかった。

ホーチミンは一週間滞在。あれだけ、時間をかけて、デスクワークできるテーブルと、洗濯機と、窓がある部屋を探したのに…。で、不本意に、不夜城ことブイビエン通りの安宿が引っ掛かったので、とりあえず今そのベッド。

ここも、「(手数料を払いたくないから)Booking.comをキャンセルしてください(我々で直接やりとりしましょう)」と言ってくる小賢しいところだったけど、そのへんは自分にとって実害はないのでまぁいいです。とりあえずちゃっちゃと金払って部屋に通してほしくはあったけど。疲れてますの。

ホーチミンにいた頃、宿手配でこんな目に遭うことあったかなーと思ったけど、思えば住んでいたからこそ宿に泊まることはほとんどなかった。いや、待て、それでもホーチミン以外には結構泊まっていて、宿関係のトラブルって、8年間もいて、ハノイで宿に戻ったらシャッターが完全に閉まっていたことと、バンメトートで手配したはずの宿がもぬけのからだったくらいか。

そういえば今回ダナンで手配した宿からも「ダブルブッキングしたから別の宿取って」と言われたし、なんか、全体的にクオリティ落ちてるんじゃないかね。まぁ、これはこれで、俺の愛したベトナムらしいご愛嬌、なのかな。

でも、その御愛嬌っていうやつをもっとも確信できたのは、宿のトイレの便座が盛大にずれていたことだったりする。冒頭の写真。記事書きたくなる。

そういえば今日は、私がドリアンマンになってヤフーのトップに掲載された日からちょうど9年だそうです。すごいなー偶然って。

ぜんぶうまい棒につぎこみます