首

北野武監督の映画『首』がネットフリックスで配信開始になったとのことなので、過去の投稿を。

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『首』という映画を観た。北野武監督の作品。興味深かった。※ネタバレなし
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戦国の世では人の命なんていとも容易く切り捨てられる。そもそもが狂っているのだ。時代や環境は精神を混乱させる。心は麻痺し、鋭利に決壊する。狂気。織田信長は庶民の命なんて一体全体どうとも思っていない（けれど縄文時代や江戸時代なんかもある。平安や鎌倉なんて時代もある。時代ごとに抱えているテーマがあまりに違う。あまりに違う）。
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現代はどうか。ありあまる多様性に人間の脳みそは追いついていない気もする（少なくとも僕のキャパシティは限界を迎えて破裂した、僕のキャパシティは）。精神疾患。知的障害。発達障害。現代病。性的マイノリティ。ＡＩ。環境問題。問題。問題。
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（戦争）
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映画は少し冗長にも感じたけれど終わり方がとてもかっこよかった。そして僕は、北野武監督の初期から中期の作品群、精神が乖離して浮遊したサナトリウムのような（あるいはアサイラムのような）作品群が大好きです。
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『正欲』という映画も観た。恐らく倫理についての映画なのだと思う。感想は特に書くことがない。強いて言うなら、「その向こう側が観たかった」。
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#北野武 #首
#岸善幸 #正欲

（2023.12.1）