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七夜の願い星

先日配信でぬいぐるみについて話してたら思い出した事がありました。

去年の夏頃にポケモン映画の再上映があり、その中には私の好きな七夜の願い星ジラーチがありました。以下ジラーチで。
ポケモンにハマっていた時期もあったので、その時にポケモン映画は一通り観たのですが、ジラーチは中でもストーリーが好きすぎて心に残った作品でした。
ちなみに、ラティアス・ラティオスとマナフィとルカリオの映画も大好き。


ジラーチは映画館で観た事は無かったのでこの令和に再上映するならば絶対行かないと後悔すると思い、号泣用ハンカチとマスクの替えを用意し全力でポケモンバトルしに向かったのでした。
映画館で観る迫力と音響でしか味わえない感動もあるよね。

あらかたストーリー

それではジラーチが如何に素晴らしい作品かと言う事をつらつら書いていきます。

少しばかり説明致しますと、この作品はアドバンスジェネレーション時代の映画です。以下AG。
サトシとタケシ、ヒロイン枠ハルカとその弟マサトがメインで活躍していたAG期の1回目の映画です。初回でこのクオリティは凄すぎないです?

ストーリーもサラッとご説明致しますと、千年に一度やってくる千年彗星のお祭りを観に来た御一行達はそこで偶然ジラーチに出会います。
ジラーチは千年彗星が近づいてくる時だけ目を覚まし、パートナーとなる人間を選ぶのですが、今回選ばれたのはまだポケモンをゲット出来ないマサトくん。
彼はまだ7歳で、アニメのポケモン世界では10歳にならないとポケモン捕まえられないんです。
ゲットした訳じゃないけど、初めて自分のパートナーになったジラーチの為に張り切るマサト。
そんな二人の会話が可愛すぎて尊いんだ…
ちなみに伝ポケなのでジラーチは話せます。便利。


ネタバレ無し

先程もお伝えしましたが、この映画の尊さはマサトとジラーチの触れ合いが肝になっています。
無邪気に笑うジラーチが可愛すぎて何度見ても悶絶します。
サトシさんは全く見せ場無しという訳でもなく終盤しっかりとバトルしてますのでちゃんと見所もある。

そしてこの作品のテーマの一つに愛情があると私は思っているのですが、この愛も様々あり、恋愛や姉弟愛、母の愛情が見えてきます。
愛情というものはストーリーに厚みを持たせてくれる物だと思うのですが、この映画でも例に漏れずちょくちょく泣かせにきます。
最後まで観終わった後にもう一度観ると、それが効いてくるというのが正解かもしれないですが。


ポケモンはやはり冒険譚なんだなって改めて映画を観て思いました。
少年少女が新しい出会いと別れを経験して成長していく。
サトシさんはAGでは少し先輩なので、この映画の立ち位置がマサトと競合しない立場なのがとても良かった。
だってサトシも無印で沢山の出会い別れを経験してるからこそ、一歩下がった位置なんだよね。って彼の成長も垣間見える。

……シリーズ毎に記憶全消しの様相を呈していますがここではご愛顧。


この映画最大の功労は、主題歌と言える程素晴らしく、ストーリーに華を添えまくってます。
私の好きな作品はストーリーと歌が噛み合い最高の盛り上がりを魅せてくれるものが多いです。
ジラーチの主題歌は歌詞も素晴らしく、そしてサビの盛り上がりが完成度高いのですが、この主題歌の使い所がまた最高の場面で流れます。もう思い出すだけで泣ける。
この合わせ技に感動しない人いますか?という程の素晴らしい映画なので心に刺さった人も多く、人気投票でも票を集めたのでしょうね。

まだ観た事がない方は目が腫れても大丈夫な日に是非観てください。


ネタバレ有り


それでは心置きなく語ります。
私はこの映画の最高に好きなシーンは、ジラーチが眠ってしまい、実質マサトと永遠に別れてしまう所が狂おしい程大好きなのでございます。
ここに至るまでに、マサトはジラーチとはキャッキャしながらはしゃいでいたのに、もう会えないじゃないかっ!と別れを惜しむ余りに冷たい態度を取ります。
ここのションボリするジラーチが何故なの?ってお顔で見てくるのが非常に心に辛い。

でももう会えないからこそ、悲しみも決意に変えて最後までパートナーとして力になり、ジラーチと危機を脱した後にのあの別れのシーンですよ。
ここで流れる主題歌が本当に涙が止まらない。
心が感動で一杯になって決壊する感じ。

ハルカが子守唄として歌う曲もこの主題歌「小さきもの」でした。
劇中に何回か聴いていたBGMが見せ場で流れた途端に来る感動と高揚感はとても素晴らしかった。こういう演出大好き。
これがあるからこそ、もう一度映画を観ているとハルカが子守唄を歌うだけで泣けてしまいます。

そしてエンディングは「小さきもの」がフルで流れます。
サビ部分の歌詞が、声が聞こえる。ですよ?
マサトとジラーチが初めて出逢った時のセリフそのままじゃないですか。
出会いと別れが走馬灯のように思い出されて、エンドロールが流れてるのに更なる感動の波が止まらない。

二人にとって、千年という長い時間はジラーチにとって一瞬でも人間のマサトの寿命ではもう生きて会う事は叶いません。
二人の間に生まれた儚い友情が美しすぎるよ。
こういう二度と会えない別れに弱い。

マサトくんはジラーチとの友情をいつまでも心に抱いたまま、初めてのパートナーとしていつまでも心に居続けているんだろうなぁ、そうだといいなぁと想像が止まらない。
初めてポケモンをゲットする日が来たとしてもその時はきっとジラーチの事を思い出しているんだろうな。その日を見たいものです。

おわりに

結果として映画を観に行けたのは本当に幸せ時間でした。
映画館で聴く「小さきもの」は耳が幸せで涙がダム決壊。
お陰様でハンカチと替えのマスクは大活躍いたしました。

おまけでついてきたジラーチのシリアルコードの為にポケモン剣盾も買ったので、しっかりとジラーチを仲間にお迎え致したのでした。

次はSV買って次の冒険に連れていかなきゃね。


おわり

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