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猫のYouTuber、再生回数下がると美女を投入しがち。

タイトルの通りです。
YouTubeには、猫の自然な可愛い姿を撮影して日々せっせとUPし、再生数を稼ぎ、スパチャやアフィリを稼ぎ、YouTuber本人が家を買ったりパチンコの資金にしたりする、大変人気の猫使役チャンネルがあります。
始めの頃は初々しい子猫なので、何もしなくても猫種が良ければ人気は出ます。この手のYouTuberが保護猫の雑種を育てているのってほとんど見たことがなく、だいたいがペットショップ購入のスコティッシュやマンチカンなど、見た目が可愛いと人気の猫種です。YouTuberが独身で保護猫譲渡団体の審査になかなか通らない、という理由が多いようです。最近は審査が厳しくて同棲カップルとか老夫婦も通らないことがありますので。
しかし単身者や独身者で落とされる人って、私の周囲では聞いたことないですね。ですので、この場合、審査通らなかった→猫を飼う資格適正がほとんどない、と言っていいでしょう。でもお金さえ出せばショップからは買えますね。
で、そんな可愛い猫種の子猫も育ってくると再生回数は落ちてきます。あせったYouTuberはだんだん、猫にムチャをさせはじめます。一番多いのが「猫にとって快適とは言いがたい、珍しい場所に連れて行く」です。海とか山とかキャンプとかですね。乗せる必要もないのにムダに電車や飛行機、観覧車に乗せたりもします。
猫は非常に縄張り意識が強く、トイレと食事の場所と寝る場所が半径5mぐらいの中にあれば、なるべく一生そこからは出たくない生き物です。繊細なので引っ越しなど環境変化のストレスで体調を崩すこともあります。

また、猫のYouTuberは、ちょっとした汚れ、例えばおトイレ上手くできなかったね~とか外出したから汚れたね~などと言って、すぐお風呂に入れます。ふわふわの猫が濡れてしょぼくれるお風呂動画も「可愛い」と人気が高いからです。
お風呂も猫には大変なストレスです。諸説ありますが、うちの猫の主治医は、猫は綺麗好きで自分でグルーミングするので、夏場に2回くらいお湯でさっと汚れを落としてあげれば大丈夫、と言っています。皮脂が落ちる方が体に良くないのだそうです。(ノミがいるとか何らかの皮膚病の場合はまた違ってくると思います。健康な猫の場合です)

そんなこんなで、お風呂動画でも再生回数が伸び悩み始めると、なぜか美女を投入します。
……ここが本当によくわからないよね。
下の図は、私が適当に作った嘘のグラフなんですけど、YouTubeで猫の動画見る層って、だいたいこんな感じなのでは?


独断と偏見で作った嘘のグラフです


猫と美女という絵面は嫌いじゃないです。むしろ汚いおっさんよりは美女の方が好きです。
しかしここへきて、YouTuberの「俺はこういう美女を部屋に呼べるほど仲が良いんだ。凄いだろう」とか「こんなエロい体をした女と暮らしてるんだ。羨ましいだろう」と自慢したいという承認欲求が、「猫を見せて金を稼ぎたい」という本来の欲求を上回ってしまっている。もっというと「猫を見せて金を稼ぐ」という目的を逸脱してしまっている。これは非常に面白い現象だなと思っています。女性用の製品のプロモーションが、本来の顧客である女性を無視したマーケティングの失敗により、炎上しがちなのと似ていると思います。

まあ、ただ思うだけなんですけど。あとは猫たち無事で、幸せに長生きして欲しいと願うばかりです。STOP猫動画収益化。


おまけ•うちの子の可愛さを見てほしい、という親バカ具合と金儲け目的が2:8ぐらいの割合のチャンネルは、飼い主へのプレゼント送付先が書いてあるのですぐわかります。まともな飼い主なら保護猫活動団体への寄付先が書いてあります。

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