いろいろあった10年

今日とうとうグリーンカードが届いた。これでアメリカで自由に仕事して今までできなかったことがかなりできる(投票権はもちろんない)長かった。とても長かった。アメリカに住んで10年何度グリーンカードがあったらな…って悔しい思いをしたやろうかと考えてた。あまりにも感動して10年か~そらムウさんと同じ年やわ…と手元にあるカードを見ても現実味があんまりなくふわふわしてる。

10年目の今年、やっとまともな職について楽しく仕事をしてる。今年、やっといろんなことが落ち着いて未来のことを考えられるようになった。1年半のドタバタの結果、永住権がもらえた。本当に長かったと思う。いろんなことがあった。差別もいっぱいあった。そんなこと誰も教えてくれなかったみたいなことだらけだった。楽しい嬉しいこともたくさんあった。でも苦しいことが本当に多かった。本当にお金がなくて白湯で飢えをしのいでた日が多かった。

19歳になりたてで金沢からこちらに来て、日本人がいないエリアに5年住み、その後出会った日本の外の日本人といい思い出がない(マウントとらないとHPなくなるの?という人にしか会わなかった)ので、あまり関わらないんですが、一方で海外に行きたいという気持ちがある方はいつでも応援したい気持ちは変わらない。私がした苦労をこれ知っとけばしなくていいんやで!!!!!!って声を大きくして言いたい。一方で個人的に誰かが海外で勉強したい、仕事したいというと簡単に輝く希望を見せる人たちが好きじゃない。あの国はいいぞとか、この国はおすすめっとかたのしいよとかなんとかなるよとか。

まったくなんとかならない。死ぬ気で駆け回ってやっと何とかなって…ないなこれ、次これかーーーー!!!!!!!!アーーーーー!!!!!まだあるやんけ!!!!スン…みたいな感じです。本当につらい。visaは永遠に続く冒険。そんな「ただ楽しいだけじゃない」って知っておくってとても大事なことだと思う。わかってるからこそより楽しめることや頑張ることがある。せめてこういう事態の時はこういうことができる可能性があるんだなって知っておくだけで気持ちが違うのかもしれない。

もしかしたら私がほんの少しでもだれかの役に役に立つといいなという思いやいろいろ整理したいなということで、この10年のいろんなことをちょこちょこかき出してみたいなって思う。

どこまで書くかわかんないけど大体の10年の流れ

△留学直後、親のびっくり離婚確定する前に父が亡くなり、ドタバタで家族からの経済的支援は一切なくなる
△こっちで短大終えてもこっちじゃ仕事見つからないし日本に帰っても高卒扱いになるので四面楚歌
△4大にいく学費のスポンサーが性的関係求めてきたので、縁をぶきぎった結果、額をいうのが恐ろしいほどの学生ローンゲット
△留学生が合法でできるバイト複数掛け持ちしながら監督生もして成績上キープして卒業し、NYで就職したらスーパーレイシストブラック会社だった
△むっちゃ素敵なパートナーさん(パシリムTシャツ)と出会いのちのち結婚。いますごいたのしい
△1年かけてアーティストvisa獲得
△歯医者で8Kドル(ほぼ100万)+バレンタインに親知らず4本抜いた
△超ホワイトなとこに転職したすごい
△1年半かけて永住権獲得

かき出してみると字面がすごくてふふっってちょっと笑っちゃうんですけど、誰かをサポートするきっかけになればいいというのと同時に自分よく生きてるなすごいって自分をほめまくるノートになりそうです。

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