デザイン思考かぶれ

エンジニアのためのデザイン思考入門という本を読み始めた。

デザイン思考は何が重要なのか?どうやってその思考プロセスを作っていくのか?ということが書かれている。

で、デザイン思考と直接関係ないのだけど、自分の中に新しい視点が2つ生まれたのが面白いと感じた。

ひとつは、言葉の定義をちゃんとしないことにも大きなメリットがあるということ。というか、定義をしっかりして、とかしていると発想が広がらなくなるということに改めて気づいた。

ふたつめ、これはデザイン思考と関係ないんだけど、世の中にあるデザインというのは色んなものが積み重なっているんだな、ということ。

たとえば、電車の内装。新しい車両であっても、線路の幅や架線までの高さは変わらないから、その制約の中でデザインされる。これは過去にその線路が作られた時代のものがデザインに組み込まれるということ。

一方で、液晶パネルだったり、異なる高さのつり革がつくことで、今まで使いづらかった部分が解消されるというデザインがある。これは、液晶を付けられる技術的な進歩だったり、つり革の高さが高すぎてつかめないといった経時的な積み重ねが反映されたデザイン。

身の回りにあるデザインが、なぜそうなっているのだろう、と少し気にするだけで一気に視界が変わった。つぎは、デザイン思考でそれを作ってみるということを実際にやってみたい。

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