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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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秋田県にかほ市へ。【ルックバック聖地巡礼】

2024年6月29日㈯、秋田県にかほ市へと日帰り旅行をしてきました。
このnoteでは主にルックバックの聖地を巡った感想などをまとめました。
これからにかほ市への旅行を考えている方の参考になれば幸いです。

「ルックバック」のストーリーに関する微ネタバレを含みます。
未読、未鑑賞の方はご注意ください。




にかほ市 について

秋田県南西部に位置し、南に鳥海山、西に日本海を臨む、山と海に抱かれた風光明媚なまち。
気候は、降雪量も少なく、秋田県内では春の訪れが最も早い温暖な地域として知られている。

にかほ市の概要/にかほ市公式サイト (city.nikaho.akita.jp)

「ルックバック」 について

作品概要

藤本タツキ 原作の漫画作品。少年ジャンプ+にて2021年7月19日に公開された、全143ページからなる長編読み切り。
田舎で暮らす女子小学生、藤野と京本の二人がマンガを通じて友達になり、ストーリーが展開していく。
公開時、漫画家や俳優など、各業界の著名人が本作を絶賛。SNSで大きな反響があった。

2024年6月28日に劇場版アニメーションが公開された。監督・脚本・キャラクターデザインを 押山清高 が務めた。
クリエイターの心を揺さぶる名作として、高い評価を得ている。

作者「藤本タツキ」

秋田県にかほ市出身の漫画家。
代表作として『ファイアパンチ』『チェンソーマン』『ルックバック』『さよなら絵梨』などがある。
漫画の中で、演出や構図に映画的な手法を取り入れたり、様々な映画のオマージュを多用するほどの映画好きとしてよく知られる。
現在ジャンプ+でチェンソーマン2部を連載中。


「ルックバック」聖地巡礼

仁賀保駅

手書きでかわいらしい

駅の待合室には、映画「ルックバック」のポスターが2枚と、聖地巡礼MAPが置いてある。聖地巡礼MAPには、仁賀保駅周辺の聖地が手書きでわかりやすく描かれている。右上には作者「藤本タツキ」の紹介文が貼られている。
「ルックバック」作中では駅の描写されていない為、今回聖地としてカウントしなかったが、是非足を運んでほしい。


聖地1 文林堂書店

1つ目の聖地は、文林堂書店。仁賀保駅を出て徒歩3分程。
「ルックバック」作中では、ぶっく堂として描かれており、藤野がデッサンの参考書とスケッチブックを購入した。
店内左側には藤本タツキの作品コーナーが広く設けられており、藤本タツキ直筆のサインを見ることが出来る。
文林堂現社長の父、宗治さんは「(藤本タツキは)幼い頃からよくここに来て本を買っていたんだ。」と語ってくれた。

文林堂書店 | Facebook


聖地2 セブンイレブンにかほ平沢店

2つ目の聖地は、セブンイレブンにかほ平沢店。仁賀保駅から徒歩18分程。
「ルックバック」作中では、藤野と京本が二人で初めて描いた読み切り『メタルパレード』の入賞を確認するために、週刊少年ジャンプを開いたコンビニとして描かれていた。
私が来店した時は、店内に週刊少年ジャンプは置かれていなかった。


聖地3 仁賀保大橋

作中で橋のデザインが異なるが、周辺の風景は一致。

3つ目の聖地は、仁賀保大橋。仁賀保駅から徒歩40分程。遠い。
「ルックバック」作中では、電車が通る橋として描かれていた。
緑の中に赤が映えてカッコイイ。


聖地4 田園風景

劇場アニメ「ルックバック」本予告でも写る風景
Googleマップ ストリートビューに写る石鳥居
階段を登ると小さな神社が佇んでいた
映像内ではっきりと石鳥居が描かれている

4つ目の聖地は、田園風景。仁賀保駅から徒歩1時間程。かなり遠い。
「ルックバック」作中では、京本の画力に驚愕した藤野が、悔しがりながら駆け抜ける田んぼ道として描かれた。
聖地巡礼場所の中で一番地味で、一番感動が大きい風景だった。

寄り道

聖地巡礼中に立ち寄った場所をまとめます。
にかほ市旅行の参考に。

海岸(チェンソーマンの聖地)

潮風公園付近で撮影。

駅から真っすぐ道なりに行くと、海岸に着く。
「ルックバック」作中では、藤野と京本で描く読み切り『海のある町々』として二人で海に浸かる描写がされている。恐らくにかほ市の海岸だろう。
また、にかほ市の海岸は「チェンソーマン」9巻で銃の悪魔が出現した場所としても知られている。
近くに平沢海水浴場もあるため、夏に聖地巡礼する際は是非寄ってみてほしい。

喜盛堂

看板商品 しぐれ 1個90円

田んぼに行く前に立ち寄った喜盛堂さん。
しぐれ を頂いた。安いのに美味しい。
気温28℃の中歩き回っていたので、この冷たさに救われた。
夏のシーズンはかき氷のように盛り付けられたしぐれを提供しているそう。

店主のお母様方との世間話も楽しかった。駅から歩いてきたことを告げると驚かれた。優しい方々でいい時間を過ごすことが出来た。ありがとうございました。

博陽軒

Cセット(博陽メン・半チャーハン) 1000円
ラーメン大盛り +100円

セブンイレブン付近にある中華料理屋、博陽軒さん。
Cセットの大盛りを頂いた。
博陽メンは、五目あんかけの醤油ラーメンに近かった。塩気の濃さが、汗をかいた身体に染みた。
チャーハンはしっとりで、お米の粒が残っていて食べごたえがある。
両方美味しかった。お腹いっぱいで満足。
ここでも店員さんと世間話。ありがとうございました。

フェライト子ども科学館

フェライト(ざっくり言うと磁石の材料)を中心とした展示物が多数ある。また、外には広々とした遊び場もあり、親子で遊んでいた。
子どもは遊びながら科学を体感出来る、大人も科学知識を深められる良い施設だった。
みんなも磁石の凄さを実感してみよう。

聖地巡礼を考えている方へ

1.にかほ市民に迷惑をかけない

これが一番大切です。
市外の私たちにとってにかほ市は「ルックバック」の聖地で特別ですが、市民にとっては日常を送るまちです。
聖地巡礼をさせてもらっている立場であることを意識して、失礼の無いようにしましょう。

2.車移動推奨

聖地が複数箇所ある仁賀保駅周辺ですが、それぞれの場所がまあまあ離れています。
私は歩きで巡礼しましたが、かなり疲れました。
特に田んぼ道は途中で座って休めるベンチも、夏の日差しから逃げる日陰も無く、どんどん体力が削られました。
それでも歩きが良い方は、履きなれた歩きやすいスニーカーで。 (私はローファーを履いて歩き回り、足に水ぶくれが出来ました。)

運転免許を持っている方は、車での移動を検討しましょう。
仁賀保駅から約1km離れたところにトヨタレンタカーがあります。ご参考までに。

3.季節に合わせた対策を

夏:
私が巡礼をした日は、気温が28℃になる快晴の一日で、汗だくになりながら歩き回りました。聖地の田んぼ道は日陰がない為、特に注意が必要です。
これから夏はもっと暑くなります。熱中症対策を忘れずに。

冬:
にかほ市は海沿いのまちで、日本海側から吹く強風によって冬場は吹雪の日が多いと予想されます。雪と寒さ対策をしっかりと行いましょう。


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます!
映画を観たときの感動を原動力にして、勢いで聖地巡礼に行きました。
藤本タツキの育ったまち、藤野と京本が育ったまちと同じ空気を吸えたことが何よりも嬉しいです。
まだ巡れていない聖地も市内にあります。また行きたいな笑
みなさんも是非、秋田県にかほ市へ。
「ルックバック」聖地巡礼を楽しみましょう!

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