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平成の紅白歌合戦を軽く考察したい〜2000年代前半編〜

1日空いての更新。今回は2000年代前半編。私の超守備範囲で大好きな時代。というのも2000年代は完全に昭和から離れた平成カルチャーとして確立し始めた頃。「平成の紅白歌合戦」として新たな局面に立ちます。

2000年(第51回)

個人的にとても大好きな年です。だって夏祭りからのナンダカンダからのボーイフレンドからのサウダージとか最高じゃん?

この年は前述の通りaikoやポルノグラフィティら平成歌手の主軸が初登場。またアリスがこの年1月の阪神淡路大震災追悼コンサートを機に8月に再結成、そして結成から凡そ30年で初の紅白出場となりました。そして対戦相手が10年ぶりの出場となったピンクレディーがペッパー警部→UFO→サウスポーのメドレーを披露。

21世期最後の紅白ということもあって企画コーナーには"未来を開こう21世紀スペクタクル"として「タイムマシンにおねがい」、「鉄腕アトム」の近未来SFな曲と、過去に想いを馳せつつ未来へ進むSMAPの楽曲「夜空ノムコウ」が出演者により歌われました。

2001年(第52回)

松浦亜弥・ZONE・CHEMISTRY・Gackt・えなりかずきらが初出場。えなりかずき紅白出たの初知り。因みにつんくが楽曲提供したので実質あややとえなりかずきの初戦はつんく対決になりました。

SMAPがメンバーの負傷により出場辞退したために平成で初のジャニーズが1組(TOKIO)の紅白になりました。またザ・ドリフターズも初出場し、全員集合の人気コーナーである少年少女聖歌隊も復活しました。そしてドリフの対戦相手が聖子ちゃんなのもアツイ。ただモー娘。の対戦相手が吉幾三なのは謎。また朝ドラがちゅらさんだったことから由紀さおり&安田祥子で「花〜すべての人の心に花を〜」を披露。

この年はミニモニ。やハム太郎、千と千尋の神隠しなど子供向けコンテンツが充実した年であったためKids Dreamという企画コーナーとしてミニモニ。や木村弓が出演(出場という形ではない)。演歌・歌謡曲とJ-POPのバランスが取れた年であったと思います。

2002年(第53回)

藤本美貴・w-inds.・BoA・夏川りみ・BEGINらが初出場。ミキティがトップバッターを務めたため2年連続ハロプロ歌手がトップバッターに。そして中森明菜が14年ぶり平成になって初の紅白出場となりました。

そして企画コーナーの中で1番大好きな"歌で遊ぼう!紅白Ring Show"!中居正広&和田アキ子回しで「静かな湖畔」を演歌調やラップ調に歌うのですが木村拓哉がNHKとは思えない軽い下ネタ言い出すので大好きです。2年ぶり出場で嬉しかったんだろうなあ。

またこの年は去年に引き続き「島唄」や「島人ぬ宝」といった沖縄ソングが歌われました。2000年の沖縄サミットから始まり、2001の琉球グスクの世界遺産登録やこの年の美ら海水族館の開業といった沖縄ブームが元となっています。

2003年(第54回)

白組トリ初のJ-POP歌手・SMAP!!!この年メガヒットを記録した「世界にひとつだけの花」を披露。後に平成トップのシングル売り上げとなりました。後藤真希(ソロとして)・EXILE・森山直太郎・一青窈・ゆず・倉木麻衣らが初出場。ちなみに森山直太郎は森山良子も紅組として出場しているため親子出場が実現。

またはなわ&テツandトモが出場し、応援ゲストとしてダンディ坂野やますだおかだ、アンジャッシュなどお笑い第五世代が出演。エンタの神様がこの年からスタートしたために、お笑いブームの火付けになった年です。

ちなみにTBSのK-1でのボブザップVS曙の伝説の試合が行われ、4分間紅白の視聴率を上回りました。

2004年(第55回)

何故かSMAPが出場できなかった年。香取慎吾が大河やったのにも関わらず。これは謎。そして上戸彩・大塚愛・平原綾香・松平健・氣志團らが初出場。

また冬ソナきっかけに韓流ブームが訪れ、イ・ビョンホンがゲストとして出演。他にもアテネ五輪メダリスト(室伏広治・吉田沙保里・伊調薫ら)も出演しました。

この年はハロプロ2組(モー娘&W、後藤真希&松浦亜弥)と中島美嘉のみ2曲以上のメドレーを披露しており、他の出場者は1曲歌唱だったのが印象的でした。

これぞ"平成の紅白歌合戦"という5年間だった気がします。またこの5年間は2000年に和泉元彌が白組司会をした以外は全員NHKアナウンサーが司会を務めています(サポーターとしては2002年紅組サポーターの高野志穂などタレントも出演)。
続いての2005年以降は記憶にもある年なのでさらに深いことが書けるかと。読んでいただきありがとうございました!

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