実母と私のブルース

私はよく「変わっている」と言われるが、
正直全く自分のことは凡人だと思ってる。


しかし母を客観的に見ると変わってると思うし、
その様子は私の普段している様子と変わらない。


そう考えると私は変わっているのかもしれない。

結局「変わっている」ということは、
必ず平均的な何かがあって、その何かから逸脱してるから変わっていると見なされている。


じゃあその"平均"とは何だろうか。
"平均"で居なければならないのか。

まーちゃろの母という人間

実家に帰省した年末年始。
母は相変わらずの母だった。
私の母は、誰にでも平等に明るく優しく接する。

特に子供に対しては、
私が恥ずかしくなるぐらいの元気な対応をする。


そしてよく歌う。

突然DA PUMPのif...を歌い出したと思ったら

「『もしもしかめよ』からこの曲はインスパイアされた！」

と声高高に言い出した。

そしてif...のサビのリズムで
「も〜しもしっ亀よっ亀さんよ〜っ」
と歌い出した。

何言ってるんだろう、と思った。

でも私もよく訳分からん歌歌って
冷ややかな目で見られてるわ。

ごめん。遺伝。

そして好きなものは好き、嫌なものは嫌。

紅白の事前番組で
今年出場歌手一覧が公開されると

「MISIAはね、歌上手いから
もう全部MISIAでいい」
↑一理ある

「三浦大知はすごいんだよ
沖縄で何人家族ででいつデビューして」
↑ファンやん

「藤井風の死ぬのがいいわは
物理的に死ぬのがいいって
イメージじゃなくて(豆知識語る)」
↑ファンやん

一方、
「工◯静香はすぐ娘出すし
何でこの人でるの嫌だわ〜」
↑一理ある

「(乃木坂46を見て)知りません！(大声)」
↑怖い

「(篠原涼子を見て)何でこの人が出るの
たいして売れなかったのに」
↑代表曲ダブルミリオンです

可哀想と思いつつ、納得できる私が居た。

そして西城秀樹の長年のファン。

紅白中に突然
「郷ひろみが出てるのに秀樹が出てない！
おかしい！」と言い出した。

ごめんなさい、しんでるからです。



でも私も
モーニング娘。の過去映像が流れてる時に
「何で吉澤さん出ないの！」
って言い出すことあるわ。

まだ猶予中だからです。

ただしい と たのしい

そして突然良いことを言い出す。
印象に残ってる言葉の一つが

「ただしい と たのしい は一文字違い
だけど正しく生きるよりも楽しく生きた方が良い」だ。

"平均"でいることは、もしかしたら多くの人にとって正しい事なのかもしれない。

でもそんな平均でいる自分は絶対楽しくない。

正しいことを探して自分に当てはめるよりも、楽しいことを探して自分から飛び込んでいきたい。

今年も たのしく 生きます。

母の昔作ったカーディガン、新婚旅行で買ったと言うバッグ、母が謎の友人から押し付けられたスカート(?)