キャリアに悩む若者「独立こわい！会社員イケてない！」

っていう、若者（会社員）と飲みに行きました。キャリアに悩んでいるとかで聞いてみたら、副業もやっていてそれなりに結果はでていると。

他の人にも相談しているようで、じゃあ独立したらってよくいわれない？と聞いてみると、「そうなんです。でも、独立ってリスクあるじゃないですか。」

リスクってなんだ？てか、そもそも会社員だって相当リスクあるぞ？いろいろあるけど従業員でいる以上だと、時間を切り売りしてるわけだし、希望の仕事以外もしなきゃだし。と、思いましたが、一旦飲み込んで。

「安定性が大事なんです、自分は。経済的というか精神的な安心というか…。そうなるとやっぱ会社員は安心ですよねぇ…。でもあんまりやりがいもなくって…このままでいいのかなぁ…とか他の会社員の人たちって挑戦もせず、たいしたことしてないですよね？」

精神的な安心が得られる＝会社員？会社をゆりかごかなんかだと思ってるのか…？てか、このやろう、「他の会社員の人たちって〜」おい、俺も会社員だよ！と、思いましたが、一旦飲み込んで。

つまり、何に悩んでんの？と聞いたところ、「失敗したことがこれまであまりなくて…失敗が怖いんです。」あー、これ学生さんとかからもよく聞くなぁ…。こないだ書いた話も共有しようと思いつつ、話が散らかりそうだったんで、グッと飲み込み。↓よろしければこちらごらんください。

だんだん疲れてきたので、あえて極端に話してみました。
1:でも安心がほしいんだよね？だったら会社員として管理職目指すとか、表彰とか取れるようにがんばったら？→モニョモニョ。がんばりに見合うメリットがどうたらー
2:やっぱりそうなると独立しかなくね？→モニョモニョ。でも、リスクあるしぃー

だんだんイライラしてきたので、きいてみました。つまり、君が手に入れたいものってなに？

うーん、と悩む若者。「一旦自分は何に悩んでるんですかね？」

知らんわ！と突っ込みたくなりつつもさらにイライラしたので反射的に言ってしまいました。

あのさ、キャリアに悩んでるとかそれっぽい話してるけど、話聞いてると、まず前提として自分で努力するって発想がないように見えるんだわ。副業でいくら稼いでんのかしらんけど生活できるほどでもないのにハリボテの成功自慢して自分は他と違うんだアピールしてるようにしかみえないんだよね。

「ああ…耳が痛い。」と俯く若者。

つまりさ、君がいってるのはキャリアの悩みじゃなくて、「努力しないで、楽して、何者かになりてぇなぁー。そんな贅沢したいとはいわないからさぁー。悩んでるんだから誰か美味しい話もってきてよぉー。」なんじゃねえの？

「！！ 猫背先生、いま言われて気づきました！自分の本心そういうことかも！でもそんなん無理ですよね…。キャリアに悩む、とかいうよくある言葉に引っ張られていたのかも…その前に現実に目を向けようとおもいます…。」

このタイトルみたいな相談、よく受けるんですけど、結局、サボりたいけど何者かになりたい症候群のこと結構多い気がしてます（猫背調べ）。

別れ際、その若者から「あのー、なんで僕の本心に気づけたんですか？自分でも気づけなかったのに…。」

だから、言ってやりました。
俺だって毎日、楽して何者かになりてぇとおもってんだよ！なんかいい話もってこい！