読書感想「ケーキの切れない非行少年たち」

膝を打つ度☆☆☆☆☆
サクサク読める度☆☆☆☆☆

超乱暴に説明すると、「犯罪を犯してしまう子ども(や大人)の中には、障害とは言いきれないレベルだったり気付かれないレベルだけど、認知能力が弱い【境界知能】の人たちがけっこういる。気付かれにくいため、なんの支援もしてもらえないまま成長してしまう。本人も生きづらい被害者であるが、加害者になる可能性もおおいにある。早く見つけてあげて、適切なトレーニングをしないとね。」っていう、自動精神科医の本。

専門書じゃなく新書だから、サクサク読めるけどもちろん深くはないし編集もイマイチだけど、素人にはこれで十分。
わしが買った理由は下世話で悪趣味な嗜好からですが(少年犯罪は好物のひとつですのw)、マトモな嗜好のみんなにもぜひおすすめしたい。

なんでかって言うと、「超ムカつくことばっかしやがってバカなんじゃねーの意味不明だし超迷惑なんだよアイツ!」って人、たまにいるじゃん?
幸運にも周りにはいなくても、ネット上で絡んできたりする人とかにはいるでしょ?

あと、私自身に関して言うと、「あれ、わしも子どもの頃はこんな感じだし、これギリギリじゃね……!?アホは自覚してたけど、境界知能ってやつだったんか?」という自覚も芽生えました。

そう、「超ムカつく、バカじゃねーの!」とあなたを悩ませる人は、誤解を恐れずに言うとというかギリギリアウトな言い方だけどわかりやすく言い切っちゃうけど、「ほんとうに、バカなのかもしれないよ」ってことなのです。

差別するとか蔑視するとかではなく、認知能力において支援が必要な人なのかもよ、ってこと。

その人たちを責めても、反省を促しても、「反省以前」の問題だったのかもしれん。

そう思うと、「理解できないムカつく野郎」と片付けて見捨ててきたアイツらは、無視したり非難すべきじゃなく、ちゃんと向き合って、適切な支援をしてあげるべきだったのでは、とドキッとするのです。

そして、境界知能じゃないフツーの人でも、「罪を犯した少年たちによく見られる特徴」の一覧↓を見たら、誰でもドキッとするんじゃない?
ってか、すこしもドキッとしない人は、ちょっと内省しないとヤバいかもしれんなw。

1、認知機能が弱い(見る力・聞く力・想像する力が弱いので、周りのことや未来が見通せない)

2、感情統制力が弱い(怒りはマトモな判断を妨げる)

3、融通が利かない(思いこみで判断して勝手に被害者意識を持ってしまう)

4、高すぎたり低すぎる自己評価(客観視する能力が低い)

5、対人スキルが低い(好かれたくて悪いことしたりも)

6、身体的不器用さ(小さい頃はイジメの原因になったりも)

うん、わしじゃんw。
わしのことよく知ってる人はわかると思うから、支援しとくれw!

この本ね↓。いささか扇情的で下品なタイトル&帯だけど、中身はおすすめ。


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