うつ病があるけど別の疾患で入院した感想

ご覧いただきありがとうございます。
突発性難聴になって入院したのですが持病としてうつ病がある場合の入院の具合と感じたことを記事にします。
入院中の生活や退院までの記事が別にありますのでそちらもよろしければご覧ください。


入院前からの主治医の先生からの気遣い

実際に突発性難聴での入院が決まったときに入院生活自体が医療従事者としてはお恥ずかしいのですが想像できませんでした。

その時の自分のうつ病の具合もいつも通っている精神科の主治医との毎回の診察で推し量ることもありませんでした。
ある意味第三者である(この場合では耳鼻科の主治医)から見てのうつ病の具合は個室に入院をさせる程度という判断になったようです。

4人部屋や6人部屋もあったのですが差額無しでの個室入院でした。
これは治療内容によるかもしれませんがステロイドを使用するということでその辺りも加味して個室にする判断をしたと耳鼻科の主治医の先生から伝えられました。

点滴治療中の無力感

入院生活が始まって内科的治療が始まっていくのですが治療としては1日に1本か2本の点滴のみであとはたまに検査に行くくらいでした。

だいたい10時くらいに点滴が始まり点滴自体も1時間かからずに終わり、それ以降は何もすることがありません。

何をして良いか悪いかや何をして過ごしているべきかなどと不安な気持ちになりました。
主治医の先生からは「安静にしてほしい」とだけ言われましたが、何を持って安静なのかというところを手探りで自分で考えながら過ごしていました。

この上記の文を書いているところで「それならば聞けば良かったのではないか」という疑問が湧きました。
では入院中に実際に聞いたかという点ですが聞いていません。

私個人のことで余計な手間や苦労を掛けたくないという気持ちが先行したのだと思います。
普通は不安な気持ちを解消するために自ら行動するもが普通だとは思いますが、この時はできませんでした。

そんな中で苦しんでいたのは無力感でした。

出来ることも無ければ何かしたいという気持ちも抑えられてただ寝慣れないベッドの上に居るだけでした。

読書という趣味に助けられた

無力感に押し潰されそうでしたが入院開始から日が経ってくるといつも通りの生活をしてみようと考えるようになりました。

入院中なので食事の心配をする必要がなく、消灯時間が決まっているので夜もキチンと決まった時間に寝ることができて睡眠時間も確保されて、生活としては普段の生活よりかなり安定していました。

普段からしていることを考えていたらこんなに時間があるのなら本を読んでみようと思い立ちました。

積読が常にある私には読書は生活の一部のようなもので家のあちこちに読みかけの本があったりカバンの中には常に2冊ほど本が眠っています。

入院を好機と捉えることにして思い立ってからは永久に読書をしていました。
起床後の朝ごはんまで、点滴が始まるまで、点滴が終わった後の昼ごはんまで、夜ご飯まで、眠くなるまで・・・とありとあらゆる時間を読書に充てました。

流石に誇張しているところもありますが入院中にしていたことと聞かれたら読書と答えるくらいには読書漬けでした。

無力感や不安感を本が解決してくれました。


無力感と読書の2点について書けたのでこの記事には満足しましたのでここで終わります。
参考になる自信はあまりないですが何かの支えになれれば幸いです。


CEねこやなぎ

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