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いろんな生き方

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出会った方から聞いた、素敵なお話。いろんな人生の歩み方。元気がでます
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数値化・効率化を目指さない、自分の「ちょうどいい」を探す旅

人口たった1600人の村にある、古民家は「彼岸の図書館」、名前はルチャ・リブロ。 本「手づくりのアジール」を書き、奈良県東吉野村で私設図書館「ルチャ・リブロ」を運営する青木真兵さんは図書館についてそう語る。 精神的に疲弊し仕事を休まざるを得なくなった私にプレゼントされたこの本。 手元に届いてから前作の「彼岸の図書館」と合わせて2日で読み終えてしまうほどに今の私が必要としていたものだった。 それは一時的に身体をだまして元気にするドリンクでもなければ、 「言う通りにすればす

【地方創生】×【自立学習】×【愛郷心】 「教えない」塾を作った人の話

塾といえば、 ・都市部 ・テストのため ・先生対生徒 なんてイメージがあるのが一般的。 しかし奈良県で全く新しい塾を作った人がいる。 「自立学習」を促し、「愛郷心」を育てる塾だ。 地方から人がいなくなる 若者が地方から都市部へ移るのは、進学や就職のほかにふるさとに対する愛着の薄さがあると塾を作った彼は言った。 大学進学で地元を離れることが悪いというわけではない。むしろ住み慣れた場所を離れ、新しい環境で異なる人や物を関わることで得られるものはたくさんある。 しかし、学

島へ移住、第2の人生 - 0→1を創造するのが上手い人はきらきら輝いていた@男木島

8月、瀬戸内国際芸術祭の舞台となっている瀬戸内海の島々のうち、男木島と女木島を訪れた。 9月の三連休、再び男木島にやってきた。 会期中たくさんの観光客でごった返し活気のあった島は連休で人が多いといえど、幾分か落ち着いていた。 高松港から男木島へ向かうフェリーにて。 私は窓際の席に座り、ガイドブックをぱらぱらとめくったり意外とスピードの出るフェリーが発する水しぶき、きらきらと日の光を反射させる水面をぼんやりと眺めていた。 隣、いいですか? にこにこと笑う男性がやってき

【教育×留学】日本の英語教師との出会い

私は身近に教育関係の仕事に就いている人が多かったからか、幼いころから教育について考えたり、各国の教育制度について学ぶのが好きだった。 教育を学ぶために日本からアメリカへ留学している方がいると知ったのは、その方が書いているブログを見つけたから。 私と同じ専攻分野(教育)での留学は珍しく、気が付いたら夢中でメッセージを送っていた。 最初のやり取りから数年が経ち、とうとう「リアル」で会うことができた。 田舎者なので東京で迷いに迷い、集合場所で出会えたのがお昼。そこから解散したの

アメリカで教育実習 - 日本人実習生だからこそできたこと

日本人がアメリカの学校で実習をする そんな文章を見て、アメリカの大学で教育を学んでいた私はすごくわくわくした。 私が読んだのは「日本人は1人だけ!~大学生のアメリカ教育実習日記~」。 とある日本人大学生が日本の大学を休学し、アメリカの大学在学中に地元の学校で教育実習を行ったそうだ。 彼の実習日記で印象に残っている点を私の経験と比較しつつまとめたい。 教員にとって一番最初の大切な仕事 教室の飾りつけ、完璧な授業準備… これらよりまず先にすることは生徒の名前を覚えることだ

【OB訪問】【就活】公務員志望だったけど気が付いたら起業していた人の話

新宿に着いた。 OB訪問サービス、Matcher で知り合った方と16:30に待ち合わせ。 新宿を訪れるのが2回目の私はGoogle Mapを使い約束の場所へ行こうとしたが、インターネットが上手く繋がらずしばらく新宿駅周辺をぐるぐる回っていた。 やっとGoogle Mapが使えるようになり、全速力で人込みをかき分けてカフェへ到着。 遅刻を笑って許してくれたことにほっとし、私たちは話し始めた。 今回お会いしたのは鈴木祥悟さん。 Matcherの自己紹介に、 ・やりたいこ