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幼稚園に閉じ込められる、哀れなアラフォー世代

田舎で生活していると、高齢者ばかりが目に入ってきます。

外を歩いていて目に入るのは高齢者ばかりです。若い人は全く歩いていない。まあほとんどが車に乗っているからですが。

お昼にファミレスに入っても、高齢者の割合が明らかに多い。

どこに行っても高齢者ばかり。それが田舎の灰色の日常です。

たまに都市部へ仕事ででていくと、若い人の多さに驚いてしまいます。

「若い人ってこんなにいるんだ…」

と思わず目を見開いてしまうほどです。これって都会の人にはわからないでしょう。本当に毎回驚いてしまうのです。


「田舎はかわいそうだね」

と憐憫の目で見てもらって構いません。事実は事実ですから。

しかし、「高齢化社会」は「社会」だけに起こっている問題ではありません。

それは、「会社」においても大きな問題であり、都市部に住むあなたに直撃することになるのです。


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出世できない人が増えてきました。

多くの会社において、年齢別階層で社員を並べた場合に逆ピラミッドに近づいているはずです。

国立社会保障・人口問題研究所が公表している2025年の予想人口ピラミッドにおける生産年齢人口(15〜64歳、青の部分)は、ほぼ逆ピラミッド状になっており、このまま平均的な会社の社員ピラミッドと言ってもいいでしょう。

国立社会保障・人口問題研究所

これを見て分かる通り、アラフォーからアラフィフにかけて人口が大変多くなっています。その層は、会社内で課長だの部長だのといった肩書きを付与されているでしょう。

人口ピラミッド通りの人口構成の会社であれば、アラサー以下の肩書きがない社員に対し、肩書きがある社員の方が圧倒的に多いということになります。

「いやいや、肩書きなんて実力がないとつかないんでしょ? アラフィフでヒラ社員ってのもわんさかいるんでしょ?」

という人は、日本の会社を知りません。

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