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君も、魔法使いになろうよ 《DXアントレプレナー受講感想》

正直、畑違いだと思っていたので避けていた。でも、魔法使いになれるって聞いたから、ダイブしてみたんだ。




金融機関に勤務していても、何かのプロジェクトを立ち上げて運営していく経験はほとんどできない。

出来上がったものを使用して、トレースしていくだけだ。現場はそんなものだろう。


そう考えていたら、数年前に本部勤務になった。やる方からやらせる方へ立場が変わる。そうなると、まず感じるところがある。

本部が変化を生み出さなければ、何年間も同じことをするしかないということだ。

時代が変化し、その中で生きる顧客も変化していく。時代が変わるから人が変わるのか、人が変わるから時代が変わるかはわからないが、なにしろ変わっていくことに変わりない。その変化についていけなければ企業は無価値に近づいていく。

では変化しましょうとなったとき、現場から変化することはほぼない。

ある程度の規模の組織において、変化の大元になるのは本部であり、本部が新たな方向性を指し示すことで、会社は新たな方向へ進んでいく。変化を生み出すのは、本部の仕事だ。

そんな本部に、自分が来てしまった。ならば、変化を生み出すべく動かなければならない。

ところが、何をしたらいいかわからない。

それっぽいことを積み上げて資料化し、役員からGoをもらうことはできる。でも、そのそれっぽいことを精度とエビデンスを持って現実し、さらにランニングしていく術をもっていなかった。


営業店にいた時は、いつもこんなことを思っていた。

「本部しか新しいことできないんだから、定期的にやってくれよ。じゃないと沈んじゃうよ?」

当時の自分をドツきたくなってくる。本当に申し訳なかった。僕だってぜんぜんできなかった。

言うのとやるのとでは大違い。新たな価値を指し示し、具体性を持って計画を策定し、実際に稼働させていく。そんなことを独力でできるわけがなかった。

「これはやりたい!」と思って進めた企画もあったが、結局ダメにしてしまった。いろいろと協力してくれた業者の冷ややかな目を忘れることはできない。僕には力が足りなかった。

そのうち、新しいことにチャレンジしなくなった。能力がないことがはっきりとわかったから。

そのうち、既存業務からの収益の最大化を目指すようになった。新しいことはほぼ何もしない。それで収益が上がればいい。

唾棄すべき存在と思っていた本部の人間に、あっさり自分がなってしまった。


もうこんなんでいいや。完全にあきらめていた。そこに、SUNABACOのDXアントレプレナー講座のお誘いがあった。

ありがたいけど、そんなに時間的余裕があるわけじゃない。平日の夜も休日も暇じゃない。やることだらけだ。


でも、学んでみたい。


もっと新しいことが、自分が納得できる形で、実現できるのではないか?

それは、会社だけでなく自分のこれからのビジネスにも生きるはずだ。

完走できるかわからない。でも、そんなの走ってみないとわからないじゃないか。

学んでみたい。僕がすごいと感じる人たちが見えているものを見てみたい。

吐きそうになっている自分が見える。間違いなくそうなるだろう。

後先考えたら、無難な道を選んでしまう歳になっている。

だからこそ、ダイブした。


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当然に夜コースを選択した。

夜コースは、火曜、木曜の19時から21時。土曜は13時から16時というスケジュールで、会社員でも受講することができる。そして、これが約1ヶ月続く。完全にオンラインで受講も可能だ

これが、なかなかにキツい。

リアルタイムに間に合わないこともしょっちゅうある。そうなると後で録画を見るアーカイブ視聴となるが、見終わる前に次の講座の日が来てしまう。

SUNABACOは「どこから見ても大丈夫。だからリアルタイム参加を優先で」と言ってくれるけど、できれば順番に見たいと思う。

なので、遅れた場合は隙間時間などを活用してアーカイブを見るようになるった。

昼休みを利用し、自分の通勤車に乗り込んで試聴した。その他わずかな隙を縫って視聴し、次回をリアタイ参加できるようにする。こうなるとほとんど意地だ。

時短のため、アーカイブ視聴は再生スピードを上げて行った。

講師のカンパネルラ先生の語りは速度を上げても聞き取りができる。最大1.5倍速で試聴していた。それでも入ってくる講師のスキルに脱帽だ。

リアタイできる日は、早めに仕事を切り上げモニターの前に陣取る。

余裕がある時は皿洗いとか洗濯物を畳んだり家事をしてみたが、ほとんど妻に甘えていた。妻には頭が上がらない。

講義の3時間は、信じられないくらい早く時間が過ぎる。退屈になるということがない。飽きさせないよう入念に設計されている。まさに手のひらで転がされている感じだ。

そして、受講しながらXやスラックでアウトプットすることを推奨される。その方が知識の定着率がいいから。

普通のセミナーや講座なんかでスマホをいじっていたら睨まれそうなものだが、SUNABACOではそれが推奨される。講座の効果を最大化するために徹底的にエビデンスベースで設計していく。その姿勢が気持ちいい。

講座ごとに、その回のテーマとなった書籍も紹介してくれる。これが大変ありがたい。SUNABACOが厳選した良書しか紹介しないためハズレがない。これだけでも講座の価値がある。

講座を聞く時間の確保だけが問題で、内容についていけないかどうかは悩む必要はない。内容は全て体系だてて説明してくれる。

つまりは、再現性がある内容だということだ。

これまでやってこなかったとしても、経験がなかったとしても、講座で習ったことをそのまま手順を踏んで進めていけば、必ず価値を生み出せるようになっている。

特段、理解が困難な概念は出てこない。全てが理解可能なように翻訳してくれる。

誰もが理解でき、納得でき、素直にトレースすれば価値を生み出せるように設計されている。


「よくできた魔法は、それが魔法だと感じられないほど自然である」とは、SUNABACOで聞いた言葉だ。

講座に参加し、自分のこれまでの仕事で得た考え方や価値観をいったん棚上げし、まっさらな頭で受け止めれば、再現可能となる。

必要なのは「学ぶ」という姿勢だ。

「学び」とは、自分が未熟である自覚から始まり、最中ではその価値がわからないという理不尽を超え、事後的にその価値がわかる過程なのだ。

その過程を信じられる人は、どれだけでもSUNABACOの講座から果実を得ることができる。


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講座が終わると卒業制作に入る。1チーム3〜4名で割り振られることになる。

卒業制作の期間は約2週間。

2週間しかない。

その期間内で一つのプロダクトを提出する。

いや無理やん。初めましてから2週間で無理やん。

そう思った。でも、そんなことは最初からわかっていた。

そして、結果から言ってしまえば、どのチームも発表まで漕ぎ着けている。それも相当のレベルの高さで。

なぜ、みんな忙しいはずなのにわずか2週間で成果物を作り上げてしまえるのか?

それは、しっかりとした手順を示され、その手順の意味をこれまでの講座で教えられたからだ。

卒業制作のオリエンテーションでは、制作に向かうための手順が示される。その手順に従って、まずは「何をするか」を決めていく。その後から具体的な制作に入る。

その「何をするか?」を決めるためには、具体的なフレームワークを要求される。簡単に言えば、用意された型にしっかりハメてこいという指示だ。

こちらは言われた通りに素直に型にハマるよう手順を踏んでいく。言われたこと(つまりは講座で学んだこと)を愚直に間違えず個性を封殺して丁寧にトレースしていく。

そうすると、「ちゃんとしたもの」が出来上がってくる。

どこからみても、破綻がほとんどないもの。そんなものが仕上がってくる。

これには、感動を禁じ得ない。

普段の仕事でも計画なんかを構築することはあるが、後でみると隙があったりブレがあってりしてツッコミどころが見えてくる。自分ではうまく作ったと思っても、時間が経つと???なことが多い。

しかし、SUNABACOの指示のもと習った通り策定していくと、見事に出来上がっていく。本人たちは完成度を想像できもしないのに、結果として完成度が高いものが出来上がってくる。

芸術だ。そう思った。

型にハマる意味。そして、その価値。

アラフィフのおっさんの体に走る、学ぶことの快感。

そして、自分の仕事や人生に応用可能であるとの確信。

恐ろしいほどにデザインされたカリキュラムの前に、すでに打ちひしがれながらも歓喜に震える自分がいた。


2週間の制作期間も絶妙だと事後的にわかった。

もしこれが1ヶ月だったとしたら、身体がもたないのだ。

小さく作ってテストして改善してテストを繰り返すアジャイル式の開発では、期限いっぱいまで改善を繰り返すことになる。もちろん、改善には終わりがない。

それらの過程は決して楽ではなく、テスト後のユーザーインタビューを持ち寄り改善点を抽出しタスクを決めて作業を開始し管理する工程が必要となる。それを仕事が終わった後などに行う。

ぜんぜん楽なんかじゃない。苦行である。こんなもの、2週間ぐらいしか耐えられない。

だから、2週間なのだ。ぎりぎり3回まわせる期間。気力と体力と集中力が持つであろう期間。

最初に「2週間で作れって鬼か」と思ったが、とんでもない。それは優しさであり、配慮だったのだ。

そして見事に、どのチームも素晴らしいプロダクトを提出していた。

全ては、最後の最後まで、綿密に設計されいたのだ。


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DXアントレプレナー講座は、決して楽な講座ではない。

でも、どんなレベルにある人でも完走できる講座だ。

そして、完走できるだけではなく、あなたの両手に生きる力をくれる。

ほとんどの企業では、「やるべきこと」ができていない。企業というのは無理や無駄、そして可能性の塊だ。

DXアントレプレナー講座では、そんな企業をハッピーにするやり方を教えてくれる。

学んだことを、周りの協力を得ながらそのままやってみるだけで、驚くほどの成果が出る。手にするのは、そんな魔法だ。



魔法は素晴らしいものだ。だから、誰でも使えるわけではない。

でも、それは違うよとSUNABACOは叫ぶ。

魔法が魔法に見えるのは、学んでいないから。学べば、誰だって魔法使いになれる。

それを、あなたにも体験してもらいたい。僕と同じように。


あなただって、魔法が使える

必要なのは、ダイブしてみることだ。



さあ、SUNABACOへ行こう。

そして、人生を拓きませんか?






こっちからダイブできます!↓


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