旅ときのう02/2カ国め/インド01

バスをのる前だか、あとだったか。物乞いをすりぬけて進む目線の先にたっていた男の子は、右と左のあしの太さが、倍ほどもちがう様子だった。小学生高学年の自分と同じくらいの少年が、そんな様子だったのは、日本で1度もみたことがなかった。それを気にもとめない街の姿が当たり前のように存在していて、私はグレーとくすんだ茶色で少し湿気っぽいムンバイの街で今までに感じた事のないような気分になっていた。


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