もずくの天ぷら、沖縄の天ぷら。沖縄の天ぷら粉でもずくの天ぷらと朝ごはんを作った話。
沖縄フードが好きだ。
日本各地のそれぞれの文化が凝縮された郷土料理が好きだがその中でも沖縄料理が一番くらい好きだ。
最近は、年に数回、沖縄に行く。
仕事で行くようになったのがきっかけだがここ数年は1年1度のプライベートオフを沖縄で過ごすようになっている。
リゾートホテルだの国際通りだのを楽しみにしているというよりは、沖縄の食材と料理にどっぷり浸るのが何より楽しい。
色々と好きなものはあるが、その中でも上位に食い込むのが「もずくの天ぷら」である。
もずく酢ではなく、天ぷら。
仕事で行くときにはよく宿泊するホテルの裏手に地元民御用達の定食&居酒屋があってそこで初めていただいた時はもずくにこんな食べ方があってこんなに美味いんか…と衝撃だったのを覚えている
もずくを噛み切るときのかすかにぷちっとした食感と天ぷらの衣のサクっとそしてちょっともちっとした感じに加え、何もつけなくてもほんのり塩味が効いていてうまい。
一個が結構デカイんだがいけちゃう。
でもなぜかお土産で生もずくを買ってうちで作ってもうまくいかないのだ。
なぜだかわからないけどこうならない。
なぜだかわからないけど。
と思っていたのだが。
今回またオフに沖縄に滞在した時に、多分その謎が解けた。
そもそも「天ぷら粉」が、沖縄オリジナル食材としていわゆる天ぷら粉じゃなくて別途存在していたのだった。
内容物
小麦粉、でん粉、食塩、ベーキングパウダー、調味料(アミノ酸)
フム。
塩も入ってるのか。だからあのほんのり塩味になってるんだなぁ。
そして沖縄天ぷらの作り方は…
天ぷら粉に水を分量加えて「しっかり泡立て器で混ぜる」
なんですと?
しかも水は常温。粉はしっかり混ぜる
だからもちっとしてるし衣はしっかりついてるし、沖縄ではおやつなんだな。
でもこれ、コツいらんってことか。
あの「氷水でシャカシャカ菜箸で3往復くらい」みたいなやつはやらんでいいってことやもんな。
フム
そもそもそんな作り方してなかったし、そんな沖縄の天ぷら粉も使ってなかったアルよ。
というわけで沖縄天ぷら粉を沖縄のスーパーサンエーでゲットした私は意気揚々ともずくの天ぷらにチャレンジしてみたわけである。
ええんちゃうん。
初めてそれっぽくなった気がする(前回作った時はそもそも油の中でバラッバラになるわもずくがカピカピになるわ散々だった)。
いただきます
モグ
サク、モグ、モグモグ、プチプチ
おおおおおおお。もずくの食感がある。もっちりしてる。沖縄のもずく天だよ!!!!!
しかも塩味もしっかりあって良き。
ビールが進むね。
この日は75(なご)ビールの黒をチョイス。
限定品なので今は買えないかもだがこれにハマってしばらくこればっかり飲んでた。
いやそれにしても冷めてもうまいしゆっくり食べられるし飲めるし
沖縄の天ぷらいいわ〜
そして沖縄天ぷら粉、使いやすくていいわ〜
と思ってグダグダ飲んで食ってしていたときにふと気づいた。
この沖縄天ぷら粉って(まあ原材料から言うと普通の天ぷら粉もそうなんだが)あれだよな。
「甘くないホケミじゃん」(注:ホケミ=ホットケーキミックス)
ということは…
まとめて練ったり伸ばしたりしてなんか天ぷら粉ってもっと使いであるんじゃね?
そう思いついたら翌朝の朝ごはんになんかしてやろうという気持ちでアタマがいっぱいになった私。
酔っ払ってるくせに翌朝の朝ごはんの仕込みを始めたのだった。
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