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「削岩ラビリンスマーカー」関連作品の紹介

いくつか関連作品を書いているのですが、数も増えてきたので紹介記事を書こうかな、と。「この順番で読むといいよ」のオススメ順で紹介させていただきます。

なお、関連作品なので本編は読んでいるという前提で紹介文を書きます。悪しからず。

まずは第一部にあたる本編。

ガガンバ―という30代の若い親父を主人公とし、娘であり好奇心旺盛な天才少女メメンプーと母親を探して地下コロニーを旅をする物語です。

読まれているていなので、本編の説明は手短に次の作品紹介に移ります。

ユーリとフィデリオの過去を描いた作品。

削岩ラビリンスマーカー「踊るイヌ」

ユーリとフィデリオが出会った頃の物語をフィデリオ視点で描いています。

ユーリは何故、あんなしゃべり方になったのか?
何故、料理が得意になったのか?

……などの伏線をいくつか回収しています。
フィデリオがユーリを抱きしめたり(!?)します。

さわやかな読後感……なはずです。


次にガガンバ―とルーファスの過去を描いた作品。

削岩ラビリンスマーカー 「沈むカラス」

悲劇です。
本編によりルーファスの未来が確定しているので悲劇にしかなりませんでした。ですが、悲劇でありながら前向きな光が見える物語になったはずです。

どうにかハッピーエンドにすることも可能だったかもしれませんし、ここまで悲劇にするかどうかは悩みました。

ですが、彼らの過去において重要なのは、ガガンバ―が間違った事実であり、その間違いによる代償と自己否定があったからこそ、彼は「ある答え」を見つけ、その後の人生をまっすぐ迷いなく進めました。

ガガンバ―のメメンプーに対する行動のリアリティは、この過去編の話に集約されていると言っても過言ではありません。

だからこそ、避けて通れない道だと思い至り、悲劇を貫きました。繰り返すように「光」もありますし、伏線もいっぱい回収していてエンタメとしても成立している……はずなので本編を読まれた後は是非に。


最後に現在執筆中の第二部です。

削岩ラビリンスマーカー 第二部

十四歳になったメメンプーと十五歳の謎の少女ムゥロとの物語です。
メメンプーはある事情があって誤認逮捕され、刑務所にぶちこまれます。

そこで出会った白い髪の少女がムゥロです。

二人は囚人用の腕輪で繋がれ、5メートル以上離れると爆発するのですが、ムゥロは死刑囚であり、その罪から逃れる為に脱獄します。

つまり、腕輪でつながれたメメンプーも巻き込まれて脱獄することになります。プリズンをブレイクっす。

で、そんな腕輪の爆弾を解除する為、二人は爆発物などに詳しいザクレットゥや、電子機器に強いユーリを訪ねて旅をする物語なのですが……。

メメンプーとムゥロはめっちゃ仲が悪く、ケンカしながらの旅になります。
しかも、ムゥロはメメンプーより賢く、ケンカも強いときたもので。

メメンプーは初めて同世代の女子に「すべての能力で劣る」という屈辱を味あわされます。

更には極悪な賞金稼ぎたちにも追われて……。
そんな中で、二人はどうなっていくのか? という物語です。

現在連載中で、できれば週一回くらいは更新したいな、と思っています。
よしなに。


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