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猫田の不登校物語(1)〜完全不登校までの道のり〜

実は私は中学二年生の夏頃から中学三年生で中学校を変えるまでの間不登校でした。
その時のことについて書いていきたいと思います。
これから書くことは全て私の思いや経験なので違うなぁと思っても無視してください。

始まりは突然ではない*

急に完全な不登校になったわけではありません。
朝起きて、支度をして、家をでる
その簡単で当たり前に行なっていたことが急にできなくなる時がきたんです。なぜだったのか今は全く思い出せません。
朝が来なければ良いのにって毎日思っていました。

朝起きて、朝遅いので起こしに来た父に「今日は頭がいたいから休みたい。」と伝える。
心配され、痛くもない頭を抱えながら嘘をつく。そして風邪もひいていないはずだし、いきたくない学校から逃れられたのにも関わらず学校が気になってなぜか体がだるい。
そして学校が終わる時間になって友人から「風邪?」というLINEがくる。
そして私は「そう、ちょっとだけ頭も痛いんだ。」と返す。
ズル休み&友人、家族への嘘 で罪悪感でいっぱいでした。

みんなが授業を受けている間、私はなぜか時間割をみて、あぁ今は数学だ と考えたり、こうやっている間にズル休みだと噂されていないかな
と考え始め自由な時間を結局学校のことで使い、ボケーっとして夕方になります。
夕方、授業が終わる頃の時間になるとやたら元気になります。
だから家族からはただのズル休みだと思われていました。
特に母は厳しかったので、かなり怒られました。

こんな1日を過ごしていると気づいたら朝起きるのが怖い。だからゆっくり起きよう。そして夜は朝が来るのが怖いそれに朝起きるのが遅かったから眠くない。眠れない。
昼夜逆転します。

そして気づいたら全く行かなくなっている。

私の場合はこんな感じで完全な不登校になりました。

✳︎怖い✳︎

ほとんど行かなくなったでも本当にたまに学校にいくことがありました。
そうするとクラスメイトに「あ、今日はいる!!」、「あれ、なんで来たの?何かあるの?」、「ねねねねねねねねねねねねねねねね、なんで来てなかったの?話聞こうか?てか部活くる?楽譜渡したっけ?本当に心配したんだよ?あとさあとさあとさ.......」
みたいな笑
すっごい質問ぜめされたり、クラスにいることを珍しがったり、授業中プリント配布の際あえて先生に今日は猫田がいることをアピールしたり
みんなにとっては何気ない行動。でも私には自分がクラスにいてはいけないような、本当に来てよかったのか考えてしまうほど嫌だった。
とりあえず怖くて部活にも訳あっていきたくなかった。

授業が終わると部活の子に話しかけられる前に逃げるように家に帰って明日休むための言い訳を考え始めます。

本当はきっとそうではない。でも私にはそう見えてしまう。
感じ取り方って人それぞれです。
私はその時どう接して欲しかったのか、今でもよく考えてしまいます。

最近答えに近いものが出ましたが、それは
前と同じように接して欲しい。休んでいたことには触れなくていいの。前みたいに挨拶してくれればよかった。
多分これが答えではない気がしていますが、でもこれが一番答えに近いのだと今思っています。

理由は簡単です。
そもそも学校に向かうことだけで大きな勇気が必要な私にはクラスの変化問うものはもっと怖いものだからです。
ただただ怖い。それだけなんです。

*いじめではない*

あんなに質問ぜめをされたのは私が直接的にいじめられていたわけではないからです。生徒からは。
私がある一定の人から直接的にいじめられていれば、質問も何もないのです。勘付いて何も言ってくる人はいなかったでしょう。

じゃあ私はなぜ不登校になったのかというのはとても長くなるので次の記事で書きます。

*不登校になると*

不登校になるとなぜか家から出られなくなりました。
外に出たら、同じ学校の人にあってしまうかも。
病気ということになっているから家にいなくては。
という考えがよぎり、全く家から出なくなりました。
そう、ただの引きこもりですね。

私が不登校になったことで引き起こしたものは、
昼夜逆転生活、引きこもり、統合失調症、鬱、両親との口論
ですね。
統合失調症と鬱は本当に本当に本当に面倒臭いですね。
きっと近くで見ていた家族は私より大変だったのではないかと思います。

学校にいても辛い、家にいても辛い、どうしたらいいんだろうってなってとりあえずハリーポッターの本をひたすら読みました。
映画も見ました。
急になぜハリーポッターにハマり始めたのかはよくわかりませんでしたが、後によく考えてみると、世界観がとてもしっかりしていて現実逃避しやすかったのだと思います。
その時ハマりすぎて洋書も買ってしまったのですが、UK版を買ってしまいちょっと読みにくかったです笑


*まとめ*

不登校になるまでの簡単な経緯と不登校になるとどうなるのかを書きました。これは私のたった15年ですが、その中で一番辛かった出来事です。

今回お伝えしたいのは
・もし周りに不登校の人がいた場合は無理に気をつかったり、変に勇気付けるようなことはしなくて良いのです。いつも通りに接するのが一番安心できます。
・不登校になった際は意図的に無理のない程度に外に散歩に行くのが良いと思います。いつも同じところで同じ刺激ばかりだと脳みそが暇して余計な嫌なことを考え始めますよ。
・現実逃避したくなったらハリーポッターがおすすめです。
ということです。


次回もお楽しみに。猫田でした。








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