見出し画像

猫新聞社(月刊『ねこ新聞』)の歴史

「新規事業の戦略的な展開をアドバイスする企画会社・(株)インターナショナルハウス社長・原口綠郎が、事業上のトラブルから人間相手の仕事ではなく、"心を癒す"仕事がしたいと、斜めの猫の目線『ねこ新聞』の発行を思い立つ。」

月刊『ねこ新聞』HPより

1994年  7月 月刊『ねこ新聞』創刊
1995年  5月 緑郎(編集長)が脳出血により入院、以後休刊
2000年12月 有限会社猫新聞社を緑郎の妻である美智代(副編集長)が設立
2001年  2月 月刊『ねこ新聞』復刊
         4月 毎日新聞夕刊(首都圏版)に毎月1回部分転載開始
2005年  2月 International Herald Tribune紙
     (International New York Timesの旧名)で紹介される
2007年  5月『吾輩のご主人 天才は猫につくられる』
            原口緑郎(河出書房新社)出版
2008年  4月 月刊『ねこ新聞』100号発行
              11月 『猫は魔術師』(竹書房)出版
          ※本紙掲載エッセイ集 第1弾
               12月 『ねこは猫の夢を見る』(竹書房)出版
           ※本紙表紙画集
2009年  5月 毎日新聞の転載版(8年間)終了
2013年  2月 2月22日「『ねこ新聞』を支える会」の集い開催
               3月 『猫は音楽を奏でる』(竹書房)出版
          ※本紙掲載エッセイ集 第2弾
2014年3~6月 北九州市立自然史・歴史博物館「まるごと猫展」へ出展、
       美智代がギャラリートークに出演
2015年11月 『猫は迷探偵』(竹書房文庫)出版
           ※本紙掲載エッセイ集 第3弾
2018年  4月 緑郎が介護施設へ入所
               8月 創刊24周年 222号記念号発行
2019年  9月 第3回「川島なお美動物愛護賞」内
      『エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞』を
       美智代が受賞
2020年  8月 『猫はあくびで未来を描く』(竹書房)出版
          ※本紙掲載エッセイ集 第4弾
2022年  9月 『月刊「ねこ新聞」を創った夫婦ー男のロマンは女の苦しみ』
       原口美智代(竹書房)出版
          ※本紙連載を再編集
2022年12月 編集長 緑郎永眠
2023年  5月 副編集長 美智代永眠
       スタッフが社を継承し月刊『ねこ新聞』の発行を続ける
―――現在に至る

上記年表には書いていないものの、
創刊から2016年頃まで地域紙から全国紙まで多くの新聞に原口夫婦と月刊『ねこ新聞』は取り上げられていました。
ありがたいことに、
2022年の書籍出版時にはNHKラジオ深夜便にも取り上げていただき、
美智代が出演しています。
持病のためしばらく養生していた美智代が公の場に出たのはこれが最後となり、
絶妙なタイミングでお声がけ下さったことに感謝しております。

そして本記事の冒頭、緑郎が本紙を思いついたきっかけ。
本当にこの事業に関してはたくさんの苦しみがあったようでした。
緑郎は理想とエネルギーがあり、多くのことにチャレンジしましたが
不運があり寸前で頓挫してしまうことばかりだったと聞いています。
その中で最後に立ち上げたのが月刊『ねこ新聞』。
その影響もあるのか、本紙が掲げるモットー「富国強猫(ふこくきょうねこ)」には以下の思いがあります。

ねこがゆったりと眠りながら暮らせる国は平和な心の富む国
という精神を軸に、殺伐とした現代にこそ、
『生きとし生けるすべてのものへの愛情と慈悲心』という人間として当然のことを、当たり前にできる世の中でありたい


月刊『ねこ新聞』HPより

また、「猫を前に右も左もない」の姿勢で、
さまざまな思想を持つ寄稿者の記事を掲載してきたことも本紙の特徴です。
見ようによっては過激な一面もありますが、
寄稿者の方々の素晴らしい文章と、楽しんでくださる読者の方々に支えられ
絶妙なバランスの中で本紙はこれまで発行を続けています。




この記事が参加している募集

#自己紹介

233,787件