見出し画像

【新卒・若手向け】これだけ!ビジネスモデルはこう考える その1

こんにちは、ねこ社長です。実際の企業経営や経営コンサルタントとしての仕事をする上で基本としているビジネスに対する見方をビジネスパーソン向けにつらつらと書いていきたいと思っています。今日はその第一弾です。

誰に何をどう売るか

いわゆるビジネスモデルの大枠は「誰に何をどのように売るのか」で決まります。世の中にはビジネスを考えるためのフレームワークがたくさんあり、もちろん有用なのですが、それを使うことが目的となり頭デッカチな議論になってしまうことも散見されますので、あえて実際の頭の中を噛み砕いたような表現にしたいと思います。

話がそれましたが、「誰に何をどのように売るのか」は、例えば街中の飲食店であれば、「来店客に」「料理を」「その場(店)で調理しその場で食べてもらう」ということになります。でもこれだけだと当たり前すぎてピンと来ません。少しそれぞれの要素を見ていきましょう。

「誰に」は「来店客に」ですが、この来店客は誰でしょうか。地元のファミリーでしょうか?それとも近隣のサラリーマンでしょうか?もしかしたら時間帯や曜日で違うかもしれません。

「何を」は「料理を」ですが、この料理はなんでしょうか。焼鳥でしょうか?それともパンケーキでしょうか?何を売るかで、想定されるお店のイメージが随分変わりますね。

「どう売るのか」は「その場(店)で調理してその場で食べてもらう」ですが、どのように提供しているのでしょうか。セルフサービスでしょうか?フルサービスでしょうか?ほかにも色々と提供の仕方の違いが考えられますね。

新旧のビジネスを比較してみる

これを他のビジネスに当てはめて、かつ比較をしてみましょう。

最近はもう定番となったパーソナルトレーニングですが、従来のトレーニングジムのビジネスモデルとは何が違ったのでしょうか。

まず「誰に」の部分は大きくは変わらないはずです。
(価格が高い分客層が違うのでは、ということは一旦置いておきます)

「何を」の部分では従来のジムだとその場でのトレーニングの指導が中心だったものが、パーソナルトレーニングではトレーニング方法に加えて日常の食事の管理というサービスもセットになりました。

「どのように」の部分もスマホを使ってジム以外の場所での食事などリアルタイムに近い形で双方向のやり取りをしている点が従来と異なります。

この例ではスマホという新しいツールを使ったことで、売り方が変わり新しいビジネスモデルとなりました。

既存のビジネスモデルの「誰に」「何を」「どう売る」のかを掘り下げて考えると新しいビジネスの種が見つかるかもしれません。

では、今日はこのあたりで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?