“a hand”の持てる大きさ
“Could you give me a hand?”
(手伝っていただけますか?)
癖と化しているメモ書きを眺めていたら、そんな言葉を見つけた。
どこか英会話の本から借りて写してきた言葉だなと思いながら、メモを手放してしまおうかと考えあぐね、しばらくして思うことを綴ってみることにしてみた。
まず浮かんだのは「いつ使うのさ、これ」だった。
“give me a hand” という表現が面白いな、と思ってメモをしたんだけど、よくよく考えてみたらこの文を使うときが思い当たらない。
そもそも、日本語でも「手伝っていただけますか?」なんてハードルが高い。
私にはとても気分が重い言葉だし、一つの手を借りて終わるくらいのことならちょっと無理しても自分でやってしまおうという癖が根強く付いている。
そんなことに気がついた。
人に迷惑をかけたくもないし、困っているときにどこをどう手伝ってもらえればいいかという言語化も中々にぱっと出てこない。
丸投げしてしまうのも、困らせそうで嫌だなぁというのも相待って、自分の辞書にはない言葉なのだなぁと思い知らされた。
だけど、メモしたってことは書き加えたかった言葉なのかなとぼんやり思って、メモ書きした当時の自分に想いを馳せる。
何か手伝ってほしいことがあったの?
なんだったんだろうな。
想像を巡らせて、ふと思いついた言葉は、
BESSは欲しかった。(ログハウスの家)
家か…、と思い浮かべて自分がさらに描いている幻想はなんなのかとまた思い巡らせる。
そんな思考のしりとりがまた続く今日この時間。
でも私よ、家を建てるにしても買うにしても、a handの域は超えてると思うんだけど、ちょっとその頼みごと、手に余らないか。
持てるくらいに分解します。
作業は続く。
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