あの頃はHSPっていう概念なんてなかったんだよな。



自分がHSP気質だ、

と自覚したのは
ここ3〜5年くらいの間だ。



世間に『HSP』『繊細さん』という
言葉が出だしたのも
同じ期間だったと思う。

ネットで自分の性格を調べている時に
『HSP診断』なるものがたまたま目に入り、
やってみたら
「あなたは強度HSPです。」という結果出た。

だが、病気なわけでもないので
周りにはもちろん、
家族にすら、うっすらとしか伝えて来なかった。



幼少期から絵を描くのが好きだったり
素敵な音楽や物語に感動したり
父親や祖父が怒り狂ってる姿に怯えたり
初めて会う人にめちゃくちゃ人見知りしてたりしてたが、


小・中学生くらいになると
屋外で男女一緒にワイワイ遊んだり(多くて5〜6人だったが)
同級生と口喧嘩したり
目立つことも好きだったので
運動部の部長をやったり
積極的に委員会活動をやったりしていた。


高校の時に暗黒時代を経験してから
ちょっと人格が歪み始めた気がする。

いわゆる
黒歴史というやつだ。

色々あった。

そこは今回は割愛するが、
後々少しずつ文章にしていくかもしれない。



まあそんな感じで、
幼少期から中学生くらいまでは
友達のおかげもあり、
比較的快活な性格だったと思う。


悩みがあっても話せる友達がいた。
アホみたいな遊びに延々と付き合ってくれる友達がいた。
何も会話がなくともいつも一緒に帰ってくれる友達がいた。


幼稚園から中学まで持ち上がりなので、
仲の良かった友達とは10年以上の付き合いになり、


だいぶ深い友達づきあいだったんだなあと
大人になってから思う。




高校、大学と、
大人になるにつれ



猫の被り方を覚えてしまった。



『苦手だ。』
『逃げたい。』
と思うことに対して


『無理してでもやり過ごさなきゃ』
『自分が我慢すれば済む』
『他の人も頑張ってるんだから』
『逃げたらずっと「あいつは逃げた」って言われ続ける』



と他人の評価に怯え
感情に蓋をすることが多くなった。



「やめたい、逃げたい」と言うことが
怖くて怖くて
できなかった。



自分を責めることも得意になった。




高校・大学の時は

とにかく


人に相談したり、
何かにアウトプットしたりという、


「自分を表現すること」ができていなくて。
(それにも理由があるんですが…ここでは割愛しますっ)




メンタル的なことで言えば
すごくすごく不健康な生活を



7年近く続けていたと思う。






そして、その時の思考癖が
20代後半になってからも


改善するどころか
磨きがかかってしまったので、


毎月のPMDDの発症や
季節の変わり目に自律神経失調症になったり
身体にも不調をきたすようになってきた。



コロナ禍を経て2020年以降では


YouTubeやSNS等でも

「HSP」や「気象病」、「メンタルケア」についての

情報を発信してくださる方も増え、





「ああ。悩んでたのは自分だけじゃないんだな。」と



気づくことができたし、


「こうすれば良いんだ!」という発見も
容易にできるようになった。


数ヶ月前にnoteを始めよう、と思えたのも


「脳内のアウトプットがメンタルにも良いよ」という



情報を知ったからというのも大きい。






10代の頃、
20代の頃に苦しんでいた自分に



「こうしたら良いよ。」と教えてあげられることがあるとしたら、




「あなたの頭の中のこと、表現して良いんだよ。」ということだ。


・紙に思ってること全部書き出す。
・ぐるぐると無造作に感情をこめて殴り書きする。
・怒りも悲しみも寂しさも、文字でも良いし、絵に表現したって良いんだよ。
・あなたは常に頭の中がいっぱいだから、空になるまで表現し続けていいんだよ。
・あなたの頭の中にあるものは『ゴミ』じゃなくて、『創作の種と、原動力』だよ。
・大丈夫。わかってくれる仲間は必ずいるよ。





当時はミクシィやモバゲーが
SNSの先駆けで、


日記や近況方向は
モバゲーでちょこちょこ行っていた。



現在のInstagramのような写真メインとなる
発信はしていなかったものの、



日記と共に載せた絵に


反応してくれるフォロワーさんや
絵をきっかけに仲良くなった
大学の先輩もいた。





今現在、商店街でお店を運営しており、

お客様や知り合いが増えている中、

自分が『HSP』である、ということ、
店主がそういった気質を持っている人間だということを


公言するのがが怖い
と言う思いもある。



優しいお客様や近所の人に
気を遣わせるのではとか
「〇〇君(息子)のお母さんてこういう人なんだ〜」と
思われたりするのが、


正直、すごく怖い。



他人にとっては取るに足らないどうでも良いことだし、
何が怖いのかという説明もできないのだが、
なんか怖いのよねすごく。



でも










もしかしたら、





対人恐怖な私が

「怖い」と思っている他人が、




店に来てくれるお客様が、


近所の人が、



息子の同級生やその家族が、



発信を見てくれているどこかの誰かが、






自分と同じ「HSP」で悩んでいるとしたら。



自分の本音をひた隠しにして
猫を上手に被って

頭の中に感情と思考を


たーーーーくさん
たーーーーーーーーーーーくさん詰め込んで


苦しくなっているとしたら、


「わかるよ。しんどいよね。あなたは悪くないよ」って言ってあげたい。








そんな思いを込めて、
『HSP(繊細)さんのためのフリーペーパー』を
作ることにしました。


A4の1枚コピー紙(連載ではない)で



お店に来たお客さんが
TAKE FREE できるもの。
無料配布ね。




完成したら画像にしてnoteや
Twitterにも載せれたらいいな。



できるかな。。
(機械オンチ)

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