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【連載1コマ絵本】ねこぱん 第8話 忍び寄る影

ねこぱんとスターがあらたなしま旅立たびだがやってきました。湖畔こはん勇気ゆうきのたまごをれた3にんは、パワイとうでとてもたのしい時間じかんごしました。スターにおれいつたえるねこぱんは、たまご大切たいせつかかえながら「らないようにをつけてね!」とこぱんに注意ちゅういされ、あたまをかきながらわらいました。

そんなおだやかな雰囲気ふんいきなかだれづかぬうちに、くらかげがひっそりとその様子ようすうかがっていました。そのかげは、ねこぱんたちのたのしそうな姿すがたて、いかりにちたひからせています。「あんなにたのしそうにして…ねこぱん、おまえのすべてがゆるせない。」かげひくつぶやきました。

そのかげ何者なにものなのか、そしてなにたくらんでいるのか、まだだれりません。ただひとたしかなのは、このかげがこれからのねこぱんたちのたびくらくもをもたらそうとしていることです。

ねこぱんたちは新たな冒険ぼうけんけてふねしました。するときゅうかぜつよくなり、そらにはくろくもひろがっています。なみれ、ふめはじめました。こぱんが「ねこぱん、うみれそうだよ~!」とさけんでいます。つぎなるしまへの冒険ぼうけんはじまりは、波乱はらんちたものになろうとしていました。

第一章 完

誰なんだろう、あの影は一体…

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