エッセイvol.27 絶対何かのオーラが出ている
美容院に行ってきた。
美容院の予約をするのが嫌いだ。
髪は、その日の気分で切りたい。
無意識のうちに、厄祓い的な何かがあるのだろう。
髪を切ってさっぱりしたいという欲が、ふっと沸く。
長さは整える程度でも、ちゃんとプロが梳かしてドライヤーをかけるだけで、普段のズボラな姿からは見違える。
しかし、予約なしで、当日受け付けてくれる店は多くない。私の背中まであるロングの髪は洗うのも乾かすのも時間がかかる。
結局ダラダラと引き延ばした結果、前日もしくは前々日に予約が空いている店を探して予約する。
そんなことで、行く店がコロコロと変わる。
で、今日は15:30に入店し、退店したのは18:50だった。
約三時間半、縮毛矯正とカラーとカットとトリートメント。
お尻が痛い。
しかし、今日は酷かった。
何しろ犬っ毛ロングなので、ドライヤーやカラーなどの薬剤塗布にアシスタントさんが加勢に入るのは良くある。
美容師さん2人がかりで、髪を一時的に留めておくクリップを5回、櫛を2回、極め付けにトリートメントのボトルを1回。
手が滑って落下にも程がある。
出来上がりは至極満足だが、私、絶対何かのオーラを発している。
その後入った喫茶店で、ガラガッシャーン(皿を落として割った)が2回。
これも良くある。
飲食店での、皿が割れて、失礼しましたーってやつ。
何だか分からないが、不協和音的なオーラを発しているのだと思う。
霊感とかは一切ない。
雨女だなとは思うけれど、何か関連が?
雨女の効力は龍神様の神通力で雷を含むのか?それが電磁波的なオーラになっているのだろうか。
ちなみに、よく行くスーパーで、必ず、静電気のバチバチくんにやられる店がある。
棚の商品に手を伸ばした時に、バチっときて、痛い思いをする。
ほぼ毎回。
そんなことある?って思う。
たくさんの人が商品に手を伸ばしているだろうに、私が帯電しているとしか思えない。
多分、他人にはあまり伝わらないだろうし、信じるとか信じないとか、だから何?って感じだとは思うけれど、あまりにも遭遇率が高いのだ。
あー、まただ。
と思ってしまう。
そしてちょっと怯える。
よくわからないが、何かの歯車が狂うようなオーラが出ていたらすみませんと、首を竦める。
この話にオチはない。
飲食店のガラガッシャーンに、遭遇しまくっている人がいたら、是非ともお話が聞きたい。
もしくはオーラ的なものが見える人に、何か理由がないものか見て頂きたいものだ。