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新型コロナウイルスに感染したら ペットはどうしたらいいの?

新型コロナウイルスが発生してから丸2年が経ち、その間変異株が幾種も発生し現在の日本ではオミクロン株が拡大を続けています。

さらに、オミクロン株の亜種であるステルスオミクロンというウイルスまで出現してきていると報道されている今日で、まだまだ新型コロナウイルスと隣り合わせの日常は当面続くものと考えられます。

万一コロナウイルスに感染してしまった場合に、一緒に暮らすペットはどうしたらいいのか不安になる方も多いのではないでしょうか。

新型コロナウイルスにいつ感染してもおかしくない状況ですので、大切なペットをどうするのかを今のうちからしっかり考えて、万一コロナウイルスに感染してしまった場合、体調が優れない状況で慌てたり、最悪の事態で中等症や重症化してしまい、ペットの放置という悲惨な事態を防ぐことが大切です。

そこで、新型コロナウイルスに感染してしまった場合、ペットをどうしたら良いかをお話しします。

猫をだっこする男性
ペットも大切な家族です

新型コロナウイルスに感染してしまった場合 ペットの飼育はどうするの?

現時点で、PCR検査などで新型コロナウイルスに感染が陽性となった場合、下記のいずれかの対応となります。

  1. 自宅療養

  2. ペット同伴型施設で療養

  3. 行政が運営する宿泊施設などで療養

  4. 感染症指定医療機関などの病院へ入院

順に解説していきます。

1. 自宅療養

自宅待機の方は普段どおり自宅で飼育をします。
体調の様子を見ながら次の手段も考えておきましょう。

2. ペット同伴型施設で療養

東京都を例にすると、公益財団法人 日本財団が整備した「臨時の医療施設」として、東京都が当面の間新型コロナウイルス陽性患者のうち、軽傷や無症状の人(入院治療が必要ない人)を対象に、ペット同伴者用の療養施設として運営しています。
自分でペットのお世話が可能です。

3. 行政が運営する宿泊施設などで療養

行政が指定(運営)している宿泊施設などで療養します。
ペット同伴ができません。

4. 感染症指定医療機関などの病院へ入院

病院への入院となるため、こちらの手段もペット同伴ができません。

ペットホテルのイラスト
ペットを預ける手段を考えることは重要です

ペットの預け先はどんなところ?

上記、3と4でペットのお世話ができない場合は、下記の手段で預ける必要があります。

  1. 家族や親戚など身内の人に依頼

  2. 動物が飼育できる環境がある信頼できる知人に依頼

  3. 預かり支援団体に依頼

  4. ペットホテル

順に解説していきます。

1. 家族や親戚など身内の人に依頼

濃厚接触などの懸念がなければ、家族や親戚など身内の人に代わりにお世話してもらえないか相談してみましょう。

離れた家族や親戚の場合、動物が飼育できる環境かどうかを確認することは重要です。

2. 動物が飼育できる環境がある信頼できる知人に依頼

動物に理解があり飼育できる環境がある、信頼できる知人が身近にいる場合相談してみましょう。

トラブルの観点から、しっかり話しあうことが重要です。
特に、フードやトイレの砂など金銭的な部分は計算し書面で明確にしておくと良いでしょう。

3. 預かり支援団体に依頼

ペット保険大手の「アニコム損保」の親会社「アニコム ホールディングス株式会社」行っている、コロナ感染者のペットを無償で預かる「#StayAnicom」プロジェクトがありましたが、公式ホームページで「2021年12月29日受付分をもって終了と告知があり、現時点では当プロジェクトは行っておりません。

4. ペットホテル

最終的に、どこにも預けられるところがなければ、街のペットホテルや、動物病院で行っているペットホテルサービスの利用をするしかありません。

通常の商業サービスとなるので費用が掛かります。
料金相場は1泊当たりおおよそ3,000円~16,000円程です。

ペットホテルに預ける際の注意点として、ペットホテルは多数の動物が居るため、感染症などの病気に罹患している場合、他の動物にうつることが懸念されるため、必ず各種ワクチン接種が済んでいることが必要です。

大切なペットのために、日頃から定期的にワクチン接種はしておきましょう。

猫をキャリーバッグに入れて持っている女性のイラスト
安心してペットを預けられる場所を早くから考えましょう

まとめ

新型コロナウイルスの影響は当面続くものと考えられます。

もし、新型コロナウイルスに感染してしまったら、飼っている大切なペットはどうしたら良いか混乱してしまうでしょう。

そうならないために、今のうちからどういった手段があるのか考えておく必要があります。

ペットも大切な家族なので、放置や飼育放棄などはあってはなりません。

人もペットも辛い思いをしないように、この記事を読んでお役に立てていただけたら幸いです。

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